Apple Watch オークション販売後にアクティベーションロックを強制解除したてん末

2016年10月5日、Apple Watch Series2を購入したため、それまで使用していた初代Apple Watchはヤフオクで販売することとした。

めでたく相場なみの価格で落札されたのはよかったが、商品を送った後、購入者から、アクティベーションロックがかかっているのでペアリングできないという問い合わせが入った。

え、ちゃんと初期化したはずなのに!と、とまどったが、確認してみるとやはりロックは解除されていなかった。

今後もApple Watchを転売、譲渡する可能性があるので、今回の顛末と今後の対策についてまとめておきたい。

ヤフオク出品前にApple Watchを初期化した

今回、ヤフオク出品にあたり、Apple Watchの初期化を行った。

このときApple WatchのiPhoneとのペアリングを解除せずに初期化を行った。

ヤフオクで出品した後、商品ページの閲覧者から質問が来た。

「アクティベーションロックは解除されていますか」、「シリアルナンバーを教えてください」、という内容だ。

そこで初めてApple Watchを他人に譲渡する際は、アクティベーションロックを解除しなければならないことを知った。

この質問を受けた時点ではすでに初期化済みであったので、AppleCareに電話して確認を取った。

「初期化していればアクティベーションロックは解除されています」という回答であった。

後日この対応は不十分だったとAppleサポートのスペシャリストから謝罪された。

無事落札され商品を購入者に送付したが・・・

めでたく落札され、すぐに商品を購入者に送付した。

その後なんと、「ペアリングができません。アクティベーションロックがかかっているようです」との問い合わせが購入者から入った。

購入者から親切に遠隔での解除方法のリンクまで送られ、すぐに試してみた。

しかし、該当のApple Watchはリストには出てこない。その時点で夜中だったので購入者に明日Appleサポートに問い合わせると連絡してその日は終了。

翌朝からAppleCareに電話して対応を依頼した。Appleサポート担当者と僕のPC画面を共有しながら、icloud.comから遠隔解除を試みるも、昨晩と同じで、該当のApple Watchはリストに現れない。

そして該当のApple Watchのシリアルを入力してアクティベーションロックのオン、オフを確認できるサイトがあり、確認してみるとアクティベーションロックがオンになっていることがわかった。

【2018/2/16追記:現在上記のサイトではアクティベーションロックのオン、オフを確認することはできません。】

本来であれば、前回僕が電話をしたときにその確認をするように指示をして欲しかった。

ここで担当がスペシャリストにチェンジ。引き続き画面共有でいろいろ対応を行ったが、やはり解除はできなかった。

他のAppleIDの存在について何度も聞かれたが、今回のApple Watchを購入してから別のAppleIDがあったことは考えにくい。

なぜ解除できないのかと原因を問うたが、別のAppleIDに紐付いている可能性が一番大きいが、スペシャリストもわかりかねるとの返答だった。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

遠隔での解除はできず、次の手段は

次の手段として、Appleでロックを解除をするので購入を証明できるレシートを送って欲しいと言われた。

レシートは購入後きちんと保管していたが、今回の販売にあたって、Appleサポートでのアクティベーションロックについて問題ないとの回答を信じて、AppleCareの書類以外のレシートは処分してしまっていた。

スペシャリストからは大手の電気店であれば、さかのぼって領収書を再発行してもらえるとのアドバイスがあったので、購入店舗のヨドバシカメラに電話してみると、ポイントカードを利用していればデータが残っているので店舗で再発行できるとの回答だった。

また購入店舗でなくても、どの店舗でも可能とのことだったので自宅から一番近い秋葉原店に出向いた。一番近いとはいえ1時間はかかったので貴重な時間をつぶしてしまった感が強い。

サービスカウンターにてデータを確認してもらい、さいわいに領収書を再発行してもらうことができ、AppleCareにデータを送付した。

し、し、しかし、このあと、Appleでの審査、作業が最短4日、長くて7日かかると!!!

購入者はさぞかし激怒するだろうとブルーになった。正直に事情を伝えたことろ、待っていただけるとの返答であった。

購入者が寛容な人で救われた。

その日はこのように日中の大半がAppleCareとのやり取りと、ヨドバシカメラへの往復などでつぶれてしまった。

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▲ヨドバシカメラサービスカウンター。

今後の対策は

その後10月20日にAppleサポートよりアクチペーションロックの解除が完了した旨の連絡がきた。

今後はアクティベーションロックの有無はきっちりとシリアルで確認してから出品することが必須だと痛感した。

初期化しても、今回のようにアクティベーションロックがオンのままで、しかも遠隔でも解除できない場合は、えらく手間と時間がかかってしまう。

これはオークションやフリマサイトで売る方、買う方、両者が注意しなければならないことだ。

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