99%の会社はいらない 堀江貴文著【レビュー】

99%の会社はいらない』堀江貴文著 を読んだ。

堀江氏の最新の仕事論が凝縮された新書版書籍だ。

堀江氏は冒頭で、会社に頼らず自分の時間を生きよう、それは楽しい、と語りかけている。

まさに今僕は脱サラして、自分の時間を得ている。それはストレスがなく、楽しい時間の連続だ。

この本を読んで自分なりに大事と思った部分をまとめてみた。

『99%の会社はいらない』仕事から解放される世の中がくる

堀江氏はこの本の中で、将来仕事をしなくていい世の中がくると強調している。

今まで人がやっていた多くの労働と言われる仕事はどんどんロボット、AIに取って代わられる。

そして遊びが仕事になると述べている。これは他の著書や、メディアで堀江氏が再三語っていることだ。

仕事は仕事、遊びは遊びと分けなくても生きていけると。

逆に線引きすることで新しい出会いとビジネスチャンスを逃していると述べている。

遊びと仕事の境界は曖昧になっていくのだ。

遊びが仕事になる

遊びが仕事になるとはどういうことだろうか。

単なるエンターテイメントのことを指すのではない。

それは、興味のあること = ハマれるもの = 遊び = 仕事 という図式だ。

ハマれることは、人は努力と思わずに打ち込める。

堀江氏はハマることについて、あらゆる人間関係やしがらみを振り切ってでもハマってしまうぐらいでないと本当の面白さは見えてこないと表現している。

それが後で思いがけないものにつながり、ハマっているうちに気がついたらビジネスになっているはずだと。

マイナー&高収入

インターネットが利用できる前は、高収入を目指すにはメジャーな分野でトップに上がっていく必要があった。

しかし現在、インターネットによって世界を相手にできるようになり、マイナーな分野で高収入を得る人たちが続出している。

そのマイナーとは、今までこんなことで稼げるはずはないと思われていたような分野だ。

ブロガーだって、昔は思いもつかなかった職業と言えるだろう。

確かに今の世の中、少し検索すると、え、こんなことで売れてるの?と思うようなさまざまな人物がヒットする。

遊び = 仕事、マイナー&高収入、という世の中はすでに来ているのだ。

人を惹きつける力

堀江氏は人を惹きつける人物であることは誰もが認めているが、本人は人を惹きつけようとはまったく思っていないと述べている。

堀江氏は自分がおもしろいと思うことを徹底的にやっているだけだと。

その代わり不要なものはすべて捨てて突き抜けた行動しているからこそ、人を惹きつけられるようになると解説している。

それは何かを求めて行動するのではなく、ギブアンドギブの精神だという。

まとめ

堀江氏の著書はいつも僕に希望を与えてくれる。

この本も、すぐ近くに来ている世の中を見事に解説し、どう生きていったらいいかを教えてくれている。

今はまだ、突拍子もない、と感じる人も多いだろうが、スマートフォンが当たり前になったように、遊び=仕事というあり方もいずれは当たり前になっていくのだろう。