サンジブ・チョプラ (著), デビッド・フィッシャー (著), 『ハーバード医学教授が教える 健康の正解』を読みました。
著者は医学的に信頼性のある研究に基づいた結果のみから得られる、健康になるための「ビッグ5」を提唱しています。
その1つがナッツです。
ナッツは、心臓発作のリスクを低下させ、全死因死亡率を20%低くする、驚異の食べ物なのです。
人類がナッツを食べ始めたのは数百年前で、穀物を食べ始めたのが1万年前であることと比べても、人類の進化にあった安全な食べ物であることがわかります。
『ハーバード医学教授が教える 健康の正解』ナッツは「心臓発作」を予防する
カリフォルニアのロマ・リンダ大学が同州のセブンスデー・アドベンチスト教会の協力を得て、3万1,208人の健康データを10年にわたり収集しました。
参加者は異なる種類のナッツを与えられ、3分の1弱の人がピーナッツ、29%がアーモンド、16%がくるみ、23パーセントがその他のナッツ食べました。
週5回以上ナッツを食べた人は致死性の心臓発作のリスクは48%低く、非致死性心臓発作のリスクが半分以下だったという驚くべき結果が出ました。。
毎日の食事にナッツが含まれていた人は、週一回未満しか食べなかった人に比べて、心臓発作起こす確立がなんと60%も低かったのです。
摂取したナッツの種類による顕著な違いは認められませんでした。
ナッツを食べすぎても太らない
ナッツは脂肪が多く、カロリーが高いため、食べ過ぎると太ると言われてきました。
しかし近年の研究では、ナッツのせいで体重が増えることはほとんどないとされています。
2013年のスペインのメタアナリシスでは、ナッツの摂取で体重が増えないどころか、食事の一部をナッツに置き換えた参加者は体重が平均0.6kg減り、ウエストは平均1.3cm細くなったという結果が出ています。
1日「28〜57g」がちょうどいい
ほとんどの研究では、ナッツの1日量は、1〜2オンス(28〜57g)としています。
著者は、毎日ミックスナッツの小袋を1袋食べるようにしているそうです。
ほとんどの種類のナッツに何かしらの健康効果があるから、詰め合わせを食べるのが理想的だと述べています。
ナッツの効果を高める一番の方法は、チョコレートやポテトチップスなどを食べる習慣のある人は、それらをナッツに置き換えるだけです。
まとめ
ぼくは糖質制限をしているのですが、ナッツは糖質量が少ないため、間食としてよく食べていました。
本書を読んで、むしろ積極的に摂取すべき食べ物であることがわかり、ナッツの詰め合わせを常食するようになりました。
ナッツの詰め合わせは2種類試しました。
スーパーで売っている「ロカボナッツ(レビュー記事)」とAmazonで売っている「小分け3種ミックスナッツ(レビュー記事)」です。
今は単価の安い、Amazonで売っている「小分け3種ミックスナッツ」を毎日1袋食べています。
手軽に持ち運べて、小腹が減ったときに食べると空腹感がおさまって重宝しています。
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