ムダにならない勉強法 樺沢紫苑 (著) 【レビュー】

樺沢紫苑さんの『ムダにならない勉強法』を読みました。

僕は”勉強”という言葉にはあまりいいイメージを持っていません。

学校時代にやってきた勉強は、試験のための勉強だったからです。

僕が今考える”勉強”とは、自分が知らないことを知って行動が変わり成長することだと考えています。

本来自分が知らないことを学ぶということは、好奇心が沸きたち、楽しいことであるはずです。

楽しく学びながら、自分が成長する方法が本書に書かれていました。

僕の気づきを3つまとめます。

ムダにならない勉強法 樺沢紫苑 (著) 【ブックレビュー】

「アウトプット」こそが勉強である

インプットとアウトプットは3対7の比率にするべきと樺沢紫苑さんは述べています。

アウトプットしなければいくらインプットしても身につかないというのです。

僕は今まで多くの本を読んできましたが、アウトプットをしてきませんでした。

複数回読んだ本の内容はなんとなく記憶に残っていますが、1回読んだだけの本の内容はまったく覚えていません。

最近ブログに書評を書くようになって、人に説明できるレベルまで本の内容が自分にインストールされていると実感しています。

樺沢紫苑さんは、インプットした内容は1週間以内に3回復習することで、記憶に定着すると解説しています。

最も効果的な復習はアウトプットであり、人に話す、SNSに書く、ブログに書くなどです。

書くというアウトプットについては、手書きの方がタイピングに比べて記憶に残りやすいことが実験結果から証明されています。

「気づき」と「TO DOリスト」を3つずつ書く

樺沢紫苑さんはセミナーや読書でのアウトプットには「気づき」と「TO DOリスト」を書けばいいと薦めています。

しかもその数は3つで充分なのです。

人間が一度に記憶して、処理できる情報は3個までで、それ以上処理しようとすると頭がパンクして、全部忘れてしまうというのです。

「気づき」は、「行動化」「習慣化」してはじめて価値を持ちます。

せっかく目からウロコが落ちるような気づきを得ても実践しなければ意味がありません。

セミナーや、本などから、1つでも気づきが得られて、新しい行動が得られれば本代やセミナー代は完全に元が取れると思います。

僕は今まで本代や、セミナー代をいかにムダにしてきたかと悔やみました。

「続けようは禁止」!「今を生きる勉強法」

樺沢紫苑さんが成功している理由は、「続ける」力があるからだと述べています。

それなのに、「続けようは禁止!」とはどういうことなのでしょう。

樺沢紫苑さんは、続ける最大のコツは「今にコミットすること」と強調します。

そして「続ける」ための究極の奥義は「続けるなんて考えないこと」なのです。

まったく逆のことを言っているではないですか。

樺沢紫苑さん自身は、5年、10年続いているメルマガやYouTubeを、続けようと考えたことはないそうです。

「今やるのか、やらないのか」だけの判断を続けてきた結果が1年、10年になっていたという結果になっているのです。

「続ける」とは「過去の結果」にすぎないと樺沢紫苑さんは述べています。

続けようと思うと逆に続かないと樺沢紫苑さんは解説します。

脳は「楽しい」ことはドーパミンなどの脳内物質を出してそれを応援しますが、「辛い」ことはストレスホルモンを出して、それを断固としてやめさせようとします。

未来に意識を向けて考えることは、精神的に負担になります。

今だけに集中し「今日1日だけやればいい!」と思って実行するのです。

3つの気づきからのTO DO

1.本を読んだり、セミナーに出たら、まずツイッターかFacebookに3つの気づきを書く。

2.SNSに投稿した後で翌日にブログにブックレビューを書く

3.今やりたいと思ったことは今やる

ムダにならない勉強法 まとめ

本書を読んで、学んだ内容を長期記憶にするためには、アウトプットすること、学んだ内容をTO DOリストにすることが重要だと学びました。

これからは、ブックレビューの書き方を、3つの気づきと3つのTO DOというフォーマットにして書いていこうと思います。