勝間式 超ロジカル家事 勝間和代 著【レビュー】

勝間和代さんの『勝間式 超ロジカル家事』を読みました。

以前書評を書いた勝間さんの断捨離本に通じる内容です。
2週間で人生を取り戻す! 汚部屋脱出プログラム 勝間和代 著 【ブックレビュー】 | むくどりのブログ

僕は家で仕事をしています。

仕事の合間で洗濯、掃除、自炊などをやっていますが、きちんと集計してみるとそれなりに時間が取られていることがわかります。

仕事場である家をきれいにして、食事の質をよくして、なおかつそれに取られる時間を最小にしていくということができたら、精神と身体のコンディションがよくなり、仕事のパフォーマンスも上がります。

本書はそれを達成するための考え方とノウハウが詰まっています。

この本から学びたいと思ったこと

  • 料理をラクにしておいしく仕上げる方法
  • 掃除と洗濯の効率化の方法
  • 健康管理の方法

勝間式 超ロジカル家事 勝間和代 著 【ブックレビュー】

料理をラクにしておいしく仕上げる方法

勝間さんは超ロジカル料理のシステムを構築してからは、自炊の方がラクでおいしいので外食が少なくなったと述べています。

超ロジカル料理を可能にしているのはAI家電です。

勝間さんは、ヘルシオ、IH鍋をそれぞれ2台ずつ活用しています。

それによってコンロを使うことがなくなったと述べています。

ヘルシオを勝間さんは巨大な蒸し器と表現しています。

そして、煮物や味噌汁をつくるときに、 野菜や肉をあらかじめ蒸してから使うことを薦めています。

そうすることで栄養の損失が少なく、肉は固くならず、短時間で作ることができます。

僕もやってみましたが、肉と野菜を同時に蒸すことができて、短時間でおいしい煮物やスープができます。

肉と野菜と水、野菜だけの場合はダシと混ぜ合わせて、0.6%の塩を測って入れるだけです。

勝間さんの推奨する0.1g単位で測れるはかりを用いると、味見をせずに味付けがきちんときまります。

ダシはダシポットを使って700mlの水に対して21gの煮干しか鰹節+昆布を測って電子レンジで加熱するだけ、もしくは3時間以上放置しておくことで作れます。

肉や魚をヘルシオで蒸すと、単独で食べるには少し水っぽくなりますが、柔らかくておいしく食べられるます。

余計な脂が落ちて、適度な温度で加熱されていることが実感できます。

蒸し上がった具材はIH鍋に入れて70度で保温しておけば、いつでも適度に加熱されたおいしい煮物とスープを食べることができます。

ヘルシオを使うメリットは、一度セットしておけばほったらかしなので、調理中はまた他の仕事をすることができるということです。

調理は空いたスキマ時間にあらかじめやっておけばいいということになります。

掃除と洗濯の効率化の方法

掃除でもAI家電が活躍します。

ルンバとブラーバです。

勝間さんの自宅では毎日どちらかを稼働させているそうです。

まったくの自動ですから、小まめに動かすことができます。

またルンバとブラーバを動かすためには床に物を置かないようにしなければならないので、片付ける習慣が生まれます。

ルンバやブラーバは通常の掃除機に比べて初期投資は高いですが、1週間に1回しか使わない1〜2万の掃除機と毎日使うルンバとブラーバは1日あたりのコストに直せば、1回の掃除コストは半分以下です。

床掃除が自動化されることで新たに使える時間を考えると、充分投資するに値する家電です。

洗濯については干さない、たたまないをコンセプトに便利なアイデアを紹介しています。

小さい下着類は平干しネットにまいておくだけというアイデアです。

勝間さんはセーターを干すようの4本足の平干しネットを浴室に置いています。

ピンチハンガーに吊すよりも速く乾いて、干すときと取り込むときの手間が大幅に省けます。

健康管理の方法

勝間さんがルーティンにしている7つの習慣を紹介しています。

その中で僕が取り入れたいと思った習慣を紹介します。

下記のような習慣により、勝間さんはスポーツクラブに通うことなく、体重増加を防ぎ、健康を維持しています。

自炊する

タンパク質と野菜のビタミンが充分採れていると、むだ食いしなくなる、と勝間さんは強調します。

高い健康食品を食べるよりも野菜や肉をいろいろな調理法で食べる方が満足度が高いのです。

座らない

勝間さんは電車で40分以内の移動であれば、座席に座らないと述べています。

そして自宅ではスタンディングデスクで仕事をしています。

日常生活において姿勢を正して腰痛、肩こりを予防し、腹筋、背筋を鍛えることができます。

階段を登る

勝間さんは駅の階段だけでなく、仕事で訪れるビルの階段も4、5階ならば登るそうです。

勝間式 超ロジカル家事 まとめ

勝間和代さんが本書で提案している家事に対する取り組みは、家事の質は向上させ、それにかかる労力をできるだけ減らしていくということです。

家事も運動も、日常生活の中に効率的に取り入れて習慣化させていくことで、身体と心の健康を手に入れることができます。