目標を達成するために、身の回りの整理整頓がとても大切だということを原田メソッドの認定パートナー養成講座で学びました。
そして毎日の清掃の習慣を作っていこうと決めました。
今僕の部屋は引っ越して1年が経ち、かなり雑然としています。
この機に勝間さんが行った断捨離のやり方を取り入れて自分の部屋を一新したい、と考えてこの本を手に取りました。
勝間さんの提唱する方法は、ダイエットや、クッキング、その他あらやる分野でとてもロジカルでわかりやすく、僕にとっては毎回納得がいく方法です。
断捨離によって得られた勝間さん自身の、仕事、プライベートについて劇的な変化が書かれていて、全編にわたって興味深く読みました。
僕が取り入れたいと思った習慣と考え方を3点紹介します。
2週間で人生を取り戻す! 汚部屋脱出プログラム 勝間和代 著 【ブックレビュー】
捨てる基準
勝間さんの捨てる基準がすごく参考になりました。
- 再取得費用が3万円未満なら、今使っていないものは捨てる
- 再取得費用が3万円以上の場合、過去に3年使用していない、これから3年のうちに使用しない、ものは捨てる
僕の場合、ものを捨てられないのは、勝ったときの費用を考えてもったいないと考えてしまうからです。
本書では、勝ったときの価格に縛られることを、サンクコストの罠という経済学的表現で説明しています。
サンクコストは今は価値がないため、回収できないコストのことを言います。
また、それを保管するコストの考え方もとても参考になりました。
家賃を1平方メートルあたりの金額に直すのです。
そうすればそのものが占めているスペースが月にいくらかかっているか、年にいくらかかっているかがわかります。
貸倉庫でいう保管手数料のようなものです。
僕の部屋の場合、スペースを占めているものは、服、布団、本、書類、製品を買ったときの箱、などです。
上記の捨てる基準に当てはめるとかなり捨てられそうです。
逐次処理の考え方
勝間さんは片付けなど、家事の大半は、バッチ処理(まとめて行うこと)よりも逐次処理(その都度行うこと)が望ましいと強調しています。
バッチ処理とは元々コンピュータの処理に使われるシステム用語です。
今ではコンピュータの処理能力が向上して逐次処理がどんどん進んでいて、パッチ処理は非効率な方法となっています。
なぜ逐次処理の法が優れているかというと、それはPDCAサイクルが早く回せるからだと説明しています。
さらに、勝間さんが推奨している投資法のドル・コスト平均法の例を挙げて、逐次処理により、コストが平準化されるとも解説しています。
僕は、掃除、洗濯、買い物、については、バッチ処理の方が、仕事を中断させることがないので時間が効率的に使えると考えてそのようにしていました。
しかし、バッチ処理だと、結局先送りにしてどんどんと溜まっていくという状態になりがちです。
洗濯はその都度行えば、衣類の断捨離もできます。
掃除は毎日行えば、習慣化されて苦ではなくなります。
断捨離の効果
勝間さんは断捨離によって、お金が増える、時間が増えるという有形の効果を挙げています。
断捨離によって、間接的に仕事の好影響が出るのでしょう。
また自己肯定感、心の余裕、人間関係の改善などの無形の効果も大きいと説明しています。
このような効果は原田メソッドでも強く提唱されており、充分納得ができます。
こんなすばらしい効果があるならやらない理由はありません。
まとめ
勝間式汚部屋脱出プログラムを読んで、捨てる基準と逐次処理の考え方が参考になりました。
早速本日から実践していき、2週間後の効果をまたブログで報告したいと思います。