浦安市の公民館でふと目にしたチラシに興味を持ち、千葉県薬剤師会が主催する「日本民間生薬検定」を受講しました。
初級、中級各3回の講習会に参加した後に、検定試験を受験し、合格できました。
民間生薬検定 受講のきっかけ
日本民間生薬検定の案内にあった「セルフメディケーション」という言葉に惹かれました。
そこら辺にある生薬を用いてちょっとした体の不調を取り除いたり、より健康になれたらという願望がかき立てられました。
私は年に数回ですが、登山や沢登りをするので、そのときの楽しみも増えると思いました。
私は薬学部を卒業しており、そのときから生薬学や漢方薬は興味のある分野でした。
そのときに学んだことをもう一度思い出したいとも思いました。
講習会のスケジュール
講習会は千葉県薬剤師会館で開催されました。
10月、11月、12月の各月1回、日曜日に開催で、計3回受講しました。
時間帯は、初級が9:00〜12:00、中級が13:00〜17:00です。
初級と中級は同時に受講することができます。
私は同時受講しました。
講習会の内容
初級、中級で講師陣は違います。
初級は薬剤師会の薬剤師が講師で、中級は大学の講師や、薬店経営者などでした。
初級の初回に植物の構造や学名についての基礎知識を学びます。
花の構造は、学生時代に習っていたはずなのに、新鮮な内容に感じられました。
その後で生薬を一つ一つ取り上げて細かく学んでいきます。
生薬の実物のサンプルが毎回配られます。
初級と中級で取り扱う生薬が違っています。
初級、中級ともに、取り扱う生薬は名前は一度は聞いたことがあるような、身近な植物です。
中には日頃は観賞用や食用としている植物もあり、生薬として使えるということを知り驚きました。
初級をすべて終わらないと中級が理解できないということはなく、初級と中級の差は、学ぶ生薬が違う程度だったので、並行して受講しても問題はありませんでした。
講習会、検定の費用は
講習会の受講料は初級、中級、1回につきそれぞれ3,000円でした。
3回受講したので、それぞれ9,000円です。
検定料は初級、中級、それぞれ3,000円でした。
トータルでかかった費用はそれぞれ12,000円です。
使用する資料代もすべて含まれます。
受講した内容からするとかなりリーズナブルな料金だと思います。
検定の難易度は
10年分くらいの過去問が日本民間生薬検定のホームページにアップされています。
私は5年分くらいの過去問の内容を理解、記憶しました。
これくらいの準備で、検定試験は楽に合格できました。
講習を受講してよかったこと
街を歩いていても、植物や樹木に自然に目がいくようになりました。
講習で学んだ植物に遭遇すると嬉しくなります。
座学を即、実践に活かせるのが生薬学のおもしろさだと思います。
検定合格後の展望は
初級、中級の上に、上級、講師級とあります。
ぜひ受講したいと思います。
また、検定合格者向けに、「野外講習会」の案内が先日届きました。
場所は東京都薬用植物園です。
座学だけでなく、このような実地の講習も継続して受けられるのはすごい特典です。
まとめ
千葉県薬剤師会が主催する「日本民間生薬検定」は、リーズナブルな料金で植物の基礎と民間生薬について深く学ぶことができます。
検定合格後は、合格者向けの野外講習会も開かれており、継続して学び続けられる仕組みがあります。
植物や、生薬に興味のある方には強くおすすめします。