ペプシノゲン検査受けて結果の考察をしました

胃がん検診は毎年間接X線検査を受けていて、異常が見つかったことはありません。

この検査は、バリウムの排泄が毎年困難に感じています。

今年は代わりにペプシノゲン検査とヘリコバクターピロリ抗体の血液検査を行うことにしました。

浦安市の上田第2クリニックで浦安市健康診査を受けたときに、オプションで申し込みました。

ペプシノゲン・ピロリ合計で4800円でした。

結果の見方についてまとめます。

ペプシノゲンとは

ペプシノゲンは胃液の中にある蛋白分解酵素ペプシンの前駆体です。

ペプシノゲンI(PGI)とペプシノゲンII(PGII)の2種類があります。

PGIは主として胃底腺の主細胞より分泌され,PGIIは胃底腺の他に噴門腺,幽門腺,十二指腸腺にも存在します。

ペプシノゲンの約1%の量が血中に出てくるため、血液で測定が可能です。

ペプシノゲン検査とは

胃の粘膜にピロリ菌が持続感染すると、炎症が生じ、PGI,PGIIとも増加し,PGI/II比(PGI÷PGIIの値,PGI/II比)は低下します。

炎症が進むと、胃粘膜が萎縮します。

するとPGIが低下し,PGI/II比(PGI÷PGIIの値,PGI/II比)も低下します。

PG値は胃粘膜の炎症と萎縮を反映し,胃粘膜の状態が推定でき,胃粘膜の健康度を示す指標となります。

つまり、ペプシノゲン検査とは、萎縮性胃炎の検査です。

萎縮性胃炎は、胃がんの前段階であるため、胃がん検診としても有用であると評価されています。

基準値は

PGIが70以下で,かつ,PGI/PGII比が3以下(これを基準値とよぶ)を陽性とします。

さらにその中を図のように、1+,2+,3+として萎縮の度合いを判定します。

今回の結果は

PGⅠが44.6ng/ml、PGⅠ/Ⅱが 5.1 で陰性でした。

PGⅠだけを見ると70ng/ml以下ですが、Ⅰ/Ⅱ比も併せて判定することになるので、陰性という判定になります。

実際にPGⅠ、PGⅡそれぞれ単独の値は以下のような分布になっていて、今回の結果も正常値の分布あたりになっています。

ヘリコバクター・ピロリ抗体検査の結果を併せると

ヘリコバクター・ピロリ抗体の判定と合わせると、胃がんリスクさらに詳しく予測することができます。

これはABC検診と呼ばれています。

今回、ヘリコバクター・ピロリ抗体は陰性でしたので、幸い胃がんのリスクは低いことがわかりました。

まとめ

今回、健康診断のオプションで、ペプシノゲンとヘリコバクター・ピロリ抗体の検査の胃がんリスク検診を実施しました。

血液検査で手軽に、5,000円程度の追加費用で胃がんのリスクを判定することができました。

間接X線による胃がん検診と、胃の内視鏡検査を加えると、当面の胃がんのリスクについては、かなり詳細に把握できるのではないかと思います。