『夢を絶対に実現させる方法! 』 原田隆史(著) を読みました。
本書で「努力」の本当の意味を知ることができました。
そして最低の自分を認める自己分析が大切だと思いました。
『夢を絶対に実現させる方法!』正しい努力とは
人の目標には幅があります。
その人が思い描く「最高の目標」と「最低の目標」の間の幅をコンフォートゾーン(安心できる場所)と呼びます。
成果の出方には、個人差があり、いつもゾーンの上限付近で力を発揮できる人もいれば、いつも下限付近でしか成果を出せない人もいます。
また、その時々で、上限と下限を行ったり来たりして一定しない人もいます。
常にゾーンの上限付近で成果を出し続ける人は、自分の上限の状態と下限の状態を分析していて、上限の状態を意識的に作っています。
これを原田隆史先生は「正しい努力」といいます。
闇雲にがんばるだけでは、結果は出ないのです。
「努力する」には、成果が上がったときの自分と、上がらなかったときの自分の違いを認識しなければなりません。
自己分析の4つの観点
原田式長期目的・目標設定用紙では心・技・体・生活の4つの観点から、過去を振り返ります。
心技体では、「心」が重要です。
スポーツの分野ではメンタルトレーニングが重要なように、「心」の状態に気を配ることで最高のパフォーマンスを上げることができるのです。
心技体は、表の舞台で力を発揮するのに不可欠な要素です。
そして心技体から裏側から支えるのが「生活」です。
規則正しい生活があって初めて、心技体を活かすことができるのです。
そう考えると一見重要そうでないと思える「生活」をいかに、大切にしていくかが、「正しい努力」には不可欠なのです。
まとめ
人を励ますときに、「がんばれ」という言葉はよく使われます。
また自分を奮い立たせるときにも「がんばる」と言います。
ぼくたちは、とにかくがんばれば、火事場の底力が出るのではないか、という期待をするものです。
しかし、原田隆史先生は、「正しい努力」でないと結果は出ないということを、わかりやすく教えてくれています。
「正しい努力」は正確な自己分析から得られるのです。
ぼくは、原田式長期目的・目標設定用紙を使って目標設定をしています。
自己分析では、最低の自分をきちんと思い出して書き出すのが重要だと、最近考えるようになりました。
最低の自分は、見たくもないし、思い出したくもないものです。
しかし、それをしっかりと認めてあげることをまず行います。
最低の自己分析を行うと、それを上回る自分に気づけたとき、素直に喜ぶことができます。
そこから、最高の自分に向かって進んでいくプラスの循環が生まれると思います。