『タイムくん 〜まほうのことば〜』 はしもと みさき (文・絵)を読みました。
読み終えてこころがほんのりとあたたかくなりました。
絵本を読んだのは、ものすごく久しぶりです。
子供のとき以来だと思います。
文字主体の本では情報を頭で理解しますが、この絵本では、メッセージがこころにダイレクトに入ってきました。
著者のはしもとみさきさんとは、原田メソッドの講座で知り合いました。
ご本人から、「自己肯定感がテーマの絵本なので、大人にも読んで欲しい」と聞いて、興味を持ちました。
はしもとさんは、ある日突然イメージが湧いてきて、書く手が止まらなくなり、たったの1週間、しかも夜の数時間だけで、この絵本を書き上げたそうです。
この不思議なエピソードを聞いて、ますます読みたくなり、お話ししているその場で、Amazonでポチりました。
この絵本から、自己肯定感について、いくつかの気づきが得ることができました。
タイムくん 〜まほうのことば〜 自己肯定感とは
原田メソッドで、自信には2種類あると学びました。
自己効力感と自己肯定感です。
自己効力感はわかりやすいです。
自分はできる、という感覚です。
この感覚は、できた、という経験によって高めていくことができます。
一方、自己肯定感は僕にとってわかりづらい感覚です。
そもそも、自分の自己肯定感は高いのか低いのか、それすらも実感できていません。
主人公のたっくんは、自分は親から必要とされていないと誤解して、ハートが小さくなりました。
このとき、たっくんの自己肯定感は下がっていたのでしょう。
しかし、タイムくんが、たっくんが小さかった頃、親からかわいがられている姿を見せることで、たっくんはハートにあたたかさを取り戻しました。
他人から必要とされていると感じることが、自己肯定感を高めるのだと気づきました。
まほうのことばとは
タイムくんがたっくんに授けた、一人でもハートを大きくできる、「まほうのことば」とは「ありがとう」です。
「まほうのことば」をもらったり、使ったりすることで、ハートが大きくなって、あたたかくなるのです。
「ありがとう」は僕にとっては、あまりにもありふれすぎていて、感情を感じることなく毎日使っているし、受け取っている、と気づきました。
タイムくんは、さらに、えがおで「まほうのことば」を使うと、ハートがどんどん大きくなると付け加えました。。
原田隆史先生は、自己肯定感は、自分が「ありがとう」と言われた行動で高まると教えています。
この言葉の意味が、この絵本から、やっと理解できたような気がします。
タイムくん 〜まほうのことば〜 まとめ
絵本というものが、これほど心にダイレクトに響くのかと、改めてわかりました。
ハートがあたたかくなるという気持ちが、僕のこころにダイレクトに入ってきました。
人の自信の元になる、自己肯定感について、気づかせてくれる絵本です。
これから「ありがとう」を「えがお」で使っていきたいです。