服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ―――疲れ、息切れ、めまい、不眠、物忘れ 鈴木祐  (著) 【ブックレビュー】

僕は、メンタリストDaigoのニコニコチャンネルから、集中力、時間術などの方法を学んでいます。


その放送の中で、たびたび「パレオな男」というブログが紹介されていて、そのブログ運営者の鈴木氏が登場した放送を観ました。

その放送で、パレオな男こと、鈴木氏の新刊が発売されたことを知りました。

その放送の中で、パレオこと、本書の著者の鈴木氏が、僕が実践している糖質制限、カゼの予防で接種しているビタミンCサプリについて、否定的見解を話していたのと、ビタミンDサプリをすすめていたことに興味を持ち、本書を読んでみました。

本書で触れられている、糖質制限の是非について、考察しましたので、紹介します。

糖質制限の健康に対する影響について

著者は、決して信じてはいけない6つの健康法の一つとして、糖質制限を挙げています。

この根拠として、国際医療研究センターの論文を挙げて、以下のように結論づけています。

  • 糖質制限は長期的に実施するには危険である
  • 糖質は人間には欠かせない栄養素である

国際医療研究センターの論文に対する江部医師の反論について

僕が参考にしている、江部医師のブログに、この論文への反論記事があります。


国際医療研究センターの論文は9つの論文をメタ解析(複数の独立した論文のデータを統合して統計的に解析したもの)したものです。

江部医師は、このブログ記事で、国際医療研究センターの論文が、「採用している論文が玉石混合である」と書いています。

本書では、「ある医師のブログ」を紹介していて、その反論は暴論であると述べています。著者が本書で引用している「ある医師のブログ」とは、江部医師のブログなのだと考えられます。

江部医師のブログ記事は内容に筋が通っており、著者が述べているような暴論とはとても読み取れません。

この論文だけで、糖質制限が危険であると結論づけるのは、不十分であると、僕は考えます。

まとめ

本書は、現代人が依存している、サプリメント、薬について、科学的根拠に基づいた

情報により、安易にだまされないようにと警笛を鳴らしている点で有益な本です。糖質制限の箇所だけは疑問がありますが、その他の内容については、サプリメントの弊害などについて多くの新しい知見を得ることができました。

参照ページに数多くの論文が記載されていることからも、著者の姿勢がうかがえます。

著者は医師ではありませんが、数多くの海外論文を読んでいます。

医学論文はGoogleスカラーや PubMedというサイトで誰でも検索、閲覧が可能です。特に英語の論文は、読むのに訓練が必要ですが、参照元の論文は自分でも直接読む習慣を身につけようと思います。

糖質制限については、まだまだ賛否両論、飛び交っていますが、引き続き検証を続けていきたいと考えています。