2017年11月10日〜13日までペルーのリマに滞在しました。そこではペルーのナショナルチームのコーチのために赴任していた田中敏裕さんの下宿先にお世話になり、3日間チームの練習に参加させていただきました。
田中敏裕さんは、30数年前に海外青年協力隊でペルーに赴任し、卓球を普及させた方で、今回ペルー卓球界に請われて、再度指導をすることになりました。つい最近まで国連で勤務されていました。
[relationlink]国連フォーラム:UN FORUM[/relationlink]
今回練習をした環境などを紹介します。
ペルー リマの卓球事情 複合スポーツ施設 VIDEMA
VIDENAはスタジアム、陸上競技場、体育館、トレーニング施設などからなる、ペルー国立の複合スポーツ施設です。
11月10日の午後、11日の午前とVIDENAで練習をしました。
[relationlink]Villa Deportiva Nacional – Wikipedia, la enciclopedia libre[/relationlink]
▲卓球専用のフロアがあります。充実した環境です。
女子の練習に参加しました。大学生くらいの年代の若い選手3名が来ていました。
女子選手とはいえ、日本人の男性くらいの上背がある選手もいて、両ハンドのドライブはパワーがあり、ピッチも早く、練習中たびたびノータッチで抜かれました。
戦型はみな、両ハンドドライブ型でした。
ペルーには、異質型やカットタイプはいないそうです。
国立競技場
サッカーや、陸上競技を行う、国立競技場の中にも卓球専用フロアがあります。
リマ滞在最終日の13日にこちらで練習しました。
観客席の下あたりの空間を利用しています。
なかなかいい環境です。
リマの11月は、日中は暑くもなく、寒くもなく、練習に適している環境です。
11月だけでなく、年中そのような気候のようです。
▲田中敏裕さんと、西田泉さんです。西田さんは現在ペルー在住で、ナショナルチームのコーチをされています。
卓球王国でとても面白いブログを書いておられます。
卓球王国BLOG | アミーガいずみのアミーゴぶろぐ | 西田泉
ペルー リマの卓球事情 大会の様子
11月11日土曜日にたまたま開催されていた大会を見学することができました。
会場はAELUという、日系人が運営している総合スポーツクラブです。
スポーツクラブの中には、日本語の看板などもかかっています。
それにしても大きなスポーツクラブで、たくさんの人でにぎわっていました。
本格的なレストランもあり、セビーチェと、スープを食べました。
日本にも、このような民間のスポーツクラブがあるといいのに、と思いました。
日本では、スポーツ施設といえば、大会専用の競技場や体育館、そして学校施設と、すべて公の施設です。民間のスポーツクラブは、フィットネスか、テニスか、ゴルフか、スイミングくらいしかなく、それぞれが分離しています。
生涯スポーツを普及させていくためには、もっとスポーツ施設にアクセスしやすくする必要があると思います。
大会の様子です。
ジュニア、シニアも含めた、幅広い年代の大会です。
専任の審判もついていて、本格的な大会の雰囲気です。
が、しかし!天井は開放されており、風や日光が入るし、ハトも入ってきそうです。
それでも、選手たちは気にすることなく、競技にはげんでいました。
使用用具事情
大会にはバタフライがブースを出していました。
バタフライが現地代理店を持っているそうです。
そのため、こちらの選手たちは、普通にテナジーを貼っているそうです。
テナジーの価格は、日本での価格と変わらないそうです。
ペルーは貧富の差が大きいそうですが、卓球は、ペルーではお金持ちがやるスポーツのようです。
一般男子の決勝はなかなかレベルの高い試合でした。
小さな子供たちもたくさん出場していて、それなりに卓球は普及しているんだな、と感じました。
まとめ
ペルーのリマで、3日間ナショナルチームでの練習と、試合の見学ができて、ペルーの卓球に触れることができました。
思っていたより盛んで、レベルも高く、小さな子供たちも試合に多数参加していて、これからが楽しみ楽しみだと感じました。