一流をめざすメンタル術 鈴木 颯人 (著)を読みました。
読んだきっかけは、ツイッターで卓球の森園美咲選手が実際にメンタルコーチを受けている先生の出した本と紹介していたからです。
僕は原田メソッドを学んでから、スポーツメンタルにとても興味を持っています。
勝ち続ける人はどんなメンタルの習慣を持っているのかとういのが一番の興味です。
自分でもやっている趣味の卓球の試合でも検証をしたいと思っています。
本書を読んで得た気づきとTO DOを3つずつ記載します。
一流をめざすメンタル術 鈴木 颯人 (著) 【ブックレビュー】
一番ワクワクすることを目標にする
鈴木式メンタル術は「セットアップ」、「セルフイメージ」、「リリース」の3つのステップからなります。
一つ目の「セットアップ」が目標設定です。
目標はいろいろ書き出した中から、一番ワクワクするものにしようと著者は述べています。
ワクワクするとドーパミンが出て達成を応援してくれるからです。
そして目標は人から強制されるものより、自発的なものの方がドーパミンの応援が長く得られます。
それをすること自体が好きであるということがドーパミンを分泌し続け、より大きな目標に向かい続けることができます。
達成する自信のある目標も立てるべきではないと著者は述べます。
なぜなら、達成できると思った瞬間にドーパミンの役目は終わってしまうからです。
今の自分を超えたところに目標を置くからこそ、ワクワク感が持続するのです。
過去は変わる
本書では人間の脳は錯誤してしまう性質があることを手を変え品を変え解説しています。
鈴木式メンタル術の2つめのステップである「セルフイメージ」で、「ふさわしい人」を演じているうちに自分の記憶が思い込みであることに気がついていきます。
なぜなら記憶というのはあいまいな情報であるからです。
記憶は思い出すたび見書き換えられることが近年の研究でわかってきたそうです。
パフォーマンスに影響を与えている「思い込み」を「リリース」するのが、鈴木式メンタル術の3つめのステップになります。
あなたが変わってしまうと、周囲の人は驚くかもしれません。
しかし、彼らのあなたに対する記憶もどんどんアップデートされているので、新しいあなたが普通になってしまうと著者は解説しています。
今この瞬間に自信をつける方法
カナダのライアソン州立大学の体育総部長のイワン・ジョセフ博士は、TEDの壇上でこうに語りました。
「スピードか、強さか、機敏さか。実はこういうことは二の次です。スポーツに限らず人生でいちばん大切なスキルは自信です」
フィジカルな面から選手を育てていくサッカーのコーチでさえ、「自信」がいちばん大切なスキルと断言するのは興味深い事実です。
僕は自分を客観的に見ようと思いすぎるあまり、自信が過小になっていると自覚しています。
そして自信を得るためには、圧倒的な成果が必要だと思っています。
著者は、思い込みの「リリース」が起こると、いつのまにか自信に満ちあふれたあなたに生まれ変わっていて、それが普通の状態になると述べています。
なぜなら、繰り返しになりますが、過去の記憶は書き換えられるからです。
今すぐ自信をつける簡単な方法として下記のことを著者は薦めています。
自分が自信のある行動がとれたときのことを10回思い出して紙に書くのです。
おそらく6回くらい書いたころにはあなたは自信に満ちあふれているでしょう。
これからやってみたい3つのTO DO
1.ワクワクする目標設定をする
2.望ましいセルフイメージを作ってみる
3.自信のある行動がとれたときのことを10回紙に書いてみる
一流をめざすメンタル術 まとめ
本書で一番大きな気づきだったのは、過去は書き換えられるということです。
そして過去の自分はどうだったかと決めているのは、あいまいな情報であるということです。
この事実を受け入れることで、より今にフォーカスして生きられるのではないかと思いました。