からだの声を聞きなさい リズ・ブルボー 著【レビュー】

『からだの声を聞きなさい』リズ・ブルボー著 を読みました

この本を読んだきっかけ

知人がバイブルにしていると紹介された本です。

自分で本を選ぶと本の種類に偏りが出るので、人からすすめられた本も読んでみることが視野を広げる上で重要です。

この本から学びたいと思ったこと

  • 人は何のために生きるのか
  • 原因と結果の法則とは
  • 人生の主人公になるには

からだの声を聞きなさい リズ・ブルボー 著 【ブックレビュー】

人は何のために生きるのか

これはとても深遠なテーマです。

著者は成長・進化するために生きていると、シンプルに答えます。

世界にはたったひとつの宗教しかありません。

それは自分を愛し、人を愛すること、他社をありのままに受け入れることと述べています。

そしてあなたは神の表現形態の1つに他ならないと。

原因と結果の法則とは

この法則を理解すればあなたは運命を支配することができると著者は述べています。

物理の世界では原因があるからそこ結果があるは客観的にも観察できる事実です。

しかし、この法則は精神的な世界にも適用されるのです。

あなたが不安であればそれはあなたがそう考えたからです

考えは潜在意識が作っています。

人は考えていることのうち90パーセント以上を意識していません。

自分の考えをほとんど意識していないために、知らず知らず望まないことを作り出してしまいます。

潜在意識を作り出したのが過去の体験にあるのであれば、過去にさかのぼってそれを理解しなければならないのでしょうか。

実際に過去の記憶にさかのぼって、それと向き合うというセッションや療法があります。

そんなことをする必要はないと著者は述べています。

今この瞬間から新しい人生を生きさえすればよいのです

豊かに生きたいのであれば、今この瞬間から豊かな人のように振る舞うのです。

本当のあなたには限界がありません。

収穫したいものをなんでもいいから書き出しましょうと著者は述べています。

収穫はすくにあるというわけにはいきません。

人間にとって忍耐心が大切なのはそのためだと著者は解説しています。

今を生きることが大切です。

人生の主人公になるには

地上には本物のマスターはたった1人しかいません。

それはあなたの心の中に住んでいる神です。

他人に対して影響を受けている人が多いです。

影響を受ける対象はそれ以外にも、名誉、権力、財産、占い、霊能力者、医者、組織宗教、病気、仕事などたくさんあります。

最も強力な影響を受ける対象(偽のマスター)は、傲慢さ、恐れ、罪悪感、そしてお金です。

お金は交換の手段に過ぎず、それ自体に価値があるわけではありません。

だからお金で不安は解消できません。

あなたが欲しいものを金額で判断するとき、それはお金に支配されていると著者は強調します。

あなたがお金をコントロールすることができるようになれば、必要なものはいくら買っても、お金は充分あるようになります。

からだの声を聞きなさい まとめ

現実世界に応用できる考え方がかなり多い本だと感じました。

僕は自己啓発書、成功哲学書を読むのが好きです。

豊かになりたければ、豊かになったように振る舞うという箇所は成功哲学そのものです。

成功哲学では、豊かになるために環境を変える、仲間を変える、ことで自分の考えを変えることを薦めています。

そして自己受容が成功の鍵であると多くの本で解説しています。

本書では自分が神そのものであると表現しています。

まて、お金に関する箇所については、成功哲学書に書かれていることとまったく同じです。

また僕が今学んでいる原田メソッドでは主体変容がテーマです。

本書で解説している、原因と結果の法則と、人生の主人公になる、という部分がそれにあたります。

僕は六爻占術という占いと風水を勉強しています。

占いが当たるということは、運命はある程度は生まれたときから決まっているのだと思います。

原因と結果の法則では原因はすべて自分にあるとしています。

占いが当たることと原因と結果の法則は、一見矛盾しています。

生まれたときから運命が決まっているのなら、自分のせいではないからです。

すべて自分に原因があると考えることは、すべてのことは自分が選択してきたことだと考えることだと思います。

自分が選択したと考えれば、人や環境のせいにせず、それを肯定することができます。

自分が神そのものであるという考えに立てば、自分が行ってきたことは神が選択してきたこととも言えます。

それを肯定するということは、神や宇宙を信頼することにつながります。

自分、そして神を信頼することが、人生の主人公を生きるということにつながるのではないかと思います。