2017年6月16(金)、18日(日)とジャパンオープン卓球を観戦しました。
ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯2017
昨年の観戦記はこちら。
ジャパンオープン卓球 最終日の観戦記 | むくどりのブログ
昨年は土日のアリーナ席が取れましたが、今年はつい2週間前まで行われていた世界卓球の盛り上がりによる人気のためか、アリーナ席が予約できませんでした。
▲今年はLIONが冠スポンサーになっています。
▲会場ではこのようなディスプレイに今日の試合のスケジュールが表示されていました。
▲土日は2台進行ですが、金曜までは4台進行です。
ベスト8決定くらいまでの試合が行われるので、かなり見応えのある試合が多く見られました。
来年からも金曜日に観戦したいと思いました。
なぜなら土日に行われる試合はYouTube等で見ることができるからです。
ベスト8決定くらいの試合はなかなかYouTubeにはアップされることはありません。
金曜日は自由席でも、かなり前の方の席も空いています。
▲たまたま前日にチケットをもらったので日曜日にも来ました。
ちょうど女子決勝、男子決勝を見ることができました。
水谷選手が準決勝で負けてしまったからでしょうか、観客はだいぶ帰ったようで、自由席でも結構空きがありました。
女子も男子も中国選手同士でしたが,レベルの高い真剣勝負で見応えがありました。
観戦記
中国選手が相変わらず強い
先日行われた世界卓球では、日本選手が活躍し、連日テレビで取り上げられました。
そして日本卓球がもう中国にもうすぐ追いつくかのごとく番組で放映されていました。
日本卓球が強くなっているのは事実です。特にダブルスは中国に肉薄してきています。
しかしシングルでは、今回のジャパンオープンを見た限りは中国との差が縮まっているとは思えませんでした。
実際、男子では張本選手、丹羽選手、吉村選手、水谷選手、みんな中国選手にスコア的には圧倒されて負けています。
女子は平野選手もアジア選手権では勝っている陳夢に対して、対策を練られていて1セットも取れず敗れました。
平野選手や水谷選手は、テレビなどの一般マスメディアがもう中国には勝てるというように報道しているので、今後一般視聴者の期待に応えていくのは大変だと思います。
ただ、中国以外の国の中では女子は特に、完全に一歩抜け出たといえるでしょう。
プレー以外のトピックとしては、中国からの若い女性の応援団が目立ちました。
彼女たちは中国男子選手の追っかけのようで、熱烈に応援していました。
垂れ幕も多くかかっていましたし、選手名を書いたうちわを持って応援したりなど、日本でのバレーボールの応援のような感じでした。
中国男子選手はアイドル化しているようです。
以下に男子、女子それぞれの今回のトピックをまとめてみます。
男子の卓球
打点の早いフォアのカウンタードライブが目立ちました。
ボールのせいでイレギュラーバウンドしているのかもしれませんが、フォア対フォアの打ち合いではラケットの端にボールが当たってしまう場面が多かったです。
1試合の中で数回ボールが割れて交換する場面がありました。
中国選手の体格が目立っていました。
樊振東選手をはじめとして、脚と上半身の筋肉のつきかた、太さがすごかったです。
日本選手はみな、水谷選手を除いてはきゃしゃに見えてしまいました。
卓球は敏捷性が要求されるスポーツと言われてきましたが、筋力が必要とされるスポーツに変わってきているのかもしれません。
女子の卓球
若手の台頭がめざましい大会でした。
優勝した孫穎莎選手、石川選手、伊藤選手を破った王曼昱選手共に、平野選手、伊藤選手と同世代です。
中国のその世代の選手はワールドツアーになかなか出てこないので、世界ランキングは高くありませんが、いざ出てくるとこのような成績を出してしまうというところに中国の底力があります。
この2選手以外にもワールドツアーに出てきていない強い選手がまだまだいる可能性があると思われます。
中国女子選手のプレーの男性化がますます進んでいます。
中国選手は体格が大型選手ばかりで、男子と同じように後ろに下がっても強力なボールを打てるようになってきています。
日本選手の主力は小柄な選手たちなので、前について早い打点で打つプレースタイルです。
早い攻めが通用しなくなったどきに、中陣からボールの強弱をつけられたり、強いボールを打たれると厳しくなってくるのではと予想されます。
ジャパンオープン卓球 2017 まとめ
ジャパンオープンでは世界卓球に出場した有力選手が多数出場しており、間近で世界レベルの卓球を感じることができました。
日本選手が強くなっていますが、まだまだ中国は強いと感じた大会でした。
2020年まで引き続き卓球人気が続くよう、今後の日本選手の活躍を期待したいと思います。