2021年9月11日、中国語検定試験のHSK 1級を受験しました。
中国語を学び始めたのは3ヶ月前の6月からです。
6月から入った新しい勤務先は日常的に中国語が飛び交う環境で、せっかくなので内容を理解したいと思ったのがきっかけです。
この記事を書いている段階では採点結果は届いていませんが、聞き取り60%、読み取り95%くらいの自己採点でした。
1級は、公式テキストやアプリに載っている158単語とその例文が聞き取れて、覚えられれば、ほぼ満点が取れる試験内容でした。
本記事では実際の受験形式と、受験対策について書きます。
HSK受験申込
HSK公式サイトから申し込み、受験料決済ができます。
受験開催都市は日程によって違うようです。
申し込み都市は選択できますが、その時点では受験会場は未定です。
試験1週間前くらいに、受験票が郵送されます。
この段階で受験会場がわかります。
受験票に受験会場や、持参するものが書いてあります。
持参するものはこの受験票、写真入りの身分証明書、2Bの鉛筆です。
マークシート用鉛筆の準備
受験票には2Bの鉛筆が必要と書いてありました。
鉛筆は100均で、鉛筆削りはAmazonで買いました。
HSK受験当日
会場は東京外語大学でした。
キャンパスに入ると係員が何人も立っていて案内表示をしてくれていたので、迷うことなく該当の部屋までたどり着きました。
自分の番号が書かれた机に座ります。
すでに回答用紙が置かれており、開始前にあらかじめ受験番号などを記入します。
マークシートを塗りつぶしてみて2Bの鉛筆が必要との理由がわかりました。
シャープペンシルだったら塗りつぶすのに時間がかかってしまうと思いました。
開始前にスマホの電源を切るように言われます。
部屋には時計がありませんでした。
時計の持参は必須です。
私はApple Watchをしていますが、スマートウォッチを使用することについては何も言われませんでした。
受験してみて
聞き取り問題からスタートしました。
スピードはかなりゆっくりなのですが、聞き取れない文章が3割くらいありました。
読み取り問題は、単語や例文をきちんと覚えていなくても漢字から答えが推測できました。
自己採点は聞き取り60%、読み取り95%です。
音声からすぐに意味が連想できるように、耳を慣らしておくことが大切だと思いました。
受験までの勉強内容
最初は発音を中心に勉強しました。
もっとも役に立ったのは下記YouTubeチャンネルです。
このYouTubeチャンネルを一通り見れば、拼音を見て自分で発音できるようになります。
声調のコツも学ぶことができました。
試験前2週間はHSK公式アプリで単語と例文を覚えることに集中しました。
例文を覚えるのに使った単語帳アプリはAnkiです。
表面には音声、裏面に拼音と漢字、日本語訳という構成でカードを作って、通勤電車の中で学習しました。
音声はAzureのTTS音源を使いました。
音声から漢字を連想する、また漢字を見て発音できるようにという、2種類の記憶が効率的にトレーニングできました。
HSK 1級に必要な対策
HSK 1級を受けてわかった合格に必要な対策はたったひとつです。
公式テキストまたはアプリの1級に出てくる158単語と例文を、
音声から意味が連想できるように繰り返し学習する。
中国語を初めて学習する場合は、拼音と声調の理解が不可欠ですので、まずは上記の動画を参考にしてください。
公式テキストだけだとおもしろみにかけ、学習意欲が湧きづらいので、合間に、自分の好きな分野の学習も加えることがおすすめです。
私は卓球の中国語字幕付きYouTube動画を書き起こして翻訳するというのも試験対策と並行してやっています。
まとめ
HSK 1級を受験した経験と、対策をまとめてみました。
次は2級にチャレンジします。
1級でやったのと同じように公式アプリの2級の単語と例文をAnkiアプリを使って学習していくつもりです。