グッドバイブス勉強会⑧【レビュー】「信頼できる自分に出会う方法」

2020年9月12日、超入門 グッドバイブス勉強会⑧「信頼できる自分に出会う方法」に参加しました。

信頼するとはどういうことか、腑に落ちて理解できました。

倉園佳三さんの言葉では、信頼するとは「チャンスを永遠に与え続ける」ということです。

今回の勉強会では自分を信頼するための、具体的な手順がいくつも示されました。

あなたは信頼されたいですか、それとも心配されたいですか

私は、「はい、もちろん信頼されたいです」と即答しました。

倉園佳三さんがあげた例と、私はまったく同じ経験をしています。

信頼して任せてくれる上司のもとでは、安心して仕事に取り組めて成果を出すことができました。

逆に信頼されず、行動を細かくチェックする上司のもとでは、心はいっときも休まることはなく、パフォーマンスは激しく下がりました。

自分を信頼していますか

この問いを聞いたとき、私は人から信頼されたいと思っているほどには、自分のことを信頼していないと気づきました。

むしろそれを自らで阻んでいるのだと気づきました。

他人からは信頼されたいと思っているのに、自分では自分を信頼しないなんて、奇妙なことです。

このからくりについて倉園佳三さんは、未来の成長した自分を基準にしていることが原因だと語りました。

成長したいという願望を持つことで、 現状の自分に満足してはいけないという思いが湧きます。私たちは現状の自分に危機感を与えようとして、現在の自分を否定し、心配するのです。

自分へのダメ出しをやめる

佐々木正悟さんは、自己否定をやめる、という逆方向からのアプローチを提示しました。

私たちが問いに対して正しいかどうかの答えを導くとき、断片的な情報を寄せ集めて検証を行います。

自分はあてになるのかどうか、という問いを持ったときにも同じように、記憶をもとに断片的な情報を検証します。記憶をもとに検証することは、利用可能性ヒューリスティック(思い出しやすいことは起こりやすいと思う)が働き、私は「ダメ」だと思いがちです。

しかし、確実に得られるものは断片(キッカケ)のみであり、「ダメ」という最終確定は得られません。だからこそ「自己不信」は明確に否定しなければならないと、佐々木正悟さんは強調しました。

自分への信頼はいまここで与える

自分を否定することによって、信頼の基準を他者に委ねることになると、倉園佳三さんは解説しました。

他者の評価は、人によって基準はバラバラで、長く続かないものです。私たちが他者を評価するときも同じです。一瞬の輝いた実績を切り取って見ているに過ぎません。

将来を信頼しようとする限り、永遠に自分を信頼することはできません。

「 いまここで」自分を信頼するとは、自分に永遠のチャンスを与え続けるということです。

信頼できる自分を倉園佳三さんは、「踏み出す準備が整っていること」と表現しました。「完璧な自分」が信頼できる自分ではないのです。

他人を信頼することから始める

倉園佳三さんは、自分を信頼することは、ひとりではできないと断言しました。他人を信頼できて初めて自分を信頼することができるようになります。

私たちは他人を見るようにしか自分を見ることができません。だから他人をまず信頼するのです。このことは私にとっては今までにない考え方で、大きな気づきでした。

他人を信頼するとは、その人に「チャンスを永遠に与え続ける」価値があると確信することです。

その実践方法は倉園佳三さんいわくゲームであり、とてもわかりやすい内容です。

  1. 他人からの依頼は、即座に、全力で実行する
  2. 他人のおかしな行動を無条件で赦す
  3. あらゆる批判を封印する
  4. なにがあっても否定はしない

ハッキリしていてわかりやすい内容ですが、他人に価値がある存在と思わなければできないことばかりです。

これを聞いてからすぐに、今まで否定していたことを少しずつ受容するようにしています。相手の雰囲気が変わり、それによって自分が楽になったと感じています。

まとめ

今回のセミナーでもっとも強く衝撃を受けたことは、他人を信頼することで自分を信頼できると知ったことです。それを実践する方法もとてもわかりやすく、すぐに実行できる内容なのはありがたいです。

グッドバイブスは、わかりやすい言葉で、体型的に理解することができるところに大変強く引き込まれています。

参加を重ねていると、自分の考え方がどんどん変わってきて、不安を感じることが少なくなってきています。