葛西水再生センター 見学してきた 下水の浄化の実際は感動もの

2019年10月1日、葛西水再生センターへ見学に行ってきました。

きっかけは、前月に蔵前水の館で巨大下水管を見て下水道のシステムに興味を抱いたからです。

家庭や工場から出る汚水がどのように浄水されて自然界に循環されているかを知ることができました。

葛西水再生センター 外観

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荒川河口、東京臨海病院のすぐ南にあります。

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入り口は首都高中央環状線の下にあります。

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三本柱のユニークな煙突が入り口すぐにそびえ立っています。

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見学受付は管理棟にあります。

まずはビデオ視聴

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当日の参加者はぼく1人でした。

かなり広い部屋でたった一人でビデオを観て、見学案内担当の方からマンツーマンで解説を受けました。

学生が見学に来ることが多いため、このように広い部屋を確保しているそうです。

視聴時間は30分くらいでした。

先日蔵前水の館で下水道のシステムをある程度学習していたので、内容はスムーズに理解できました。

水再生センターの外観

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管理棟からの眺めです。

画面上部にある長い建物が水再生センターです。

屋上部分は江戸川区臨海球技場となっています。

水再生センター 見学

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葛西水再生センターは赤枠で囲った部分で、第一沈殿池、反応槽、第二沈殿池からなっています。

8個の槽が並列に並んでいます。

第一沈殿池

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下水の中の固形物を沈殿させる槽です。

通常は閉じていますが、見学用の扉を開けて見せてもらいました。

思ったほどの匂いはありません。

2、3時間かけてゆっくり流して沈殿させます。

反応槽

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クマムシを始めとする微生物が下水を分解してきれいにします。

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反応槽では微生物の分解を促進するため、空気を吹き込みます。

下水中の有機物、窒素、リンなどを、炭酸ガス、水などの無機質に分解します。

反応の時間は7時間ほどです。

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反応槽から採取した処理水です。

最初は左手の人差し指のところまでにごっていましたが、しばらく放置しているとみるみる沈殿していきました。

この沈殿物が活性汚泥です。

第二沈殿池

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微生物が分解した活性汚泥を沈殿させる槽です。

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採取した処理水は無色透明です。

匂いを嗅がせてもらいましたが、無臭でした。

第一沈殿池で見た汚水がここまできれいになるのか、と感動を覚えました。

処理水が環境を浄化してきた

驚くことに、多摩川の河川水量の半分が下水処理水だそうです。

このように、河川の水質に下水処理の技術が多大な影響を及ぼしているのです。

2018年には974万匹のアユが多摩川を遡上したそうです。

合流式下水道と微生物浄化の課題

微生物を用いた浄化のメリットは、環境負荷が少なく、コストがかからないことですが、デメリットは反応に時間がかかることです。

そのため、大雨のときは下水処理が間に合わないために、汚水が混ざった雨水か放流されます。

東京都の下水道は古くから整備されたため、8割が合流式下水道(汚水と雨水を同じ下水道で処理する方式)となっており、この課題を改善するための様々な対策が進められています。

まとめ

葛西水再生センターを見学して、下水の浄化の実際を体感することができました。

下水道は、汚水と雨水を同時に処理して、水質浄化と浸水対策を同時に成し遂げています。

最近は強い台風や豪雨が多いので、下水道が果たす役割について考えることが多くなっています。

蔵前水の館と水再生センターの見学は、下水道を理解するのに格好の方法です。

見学は東京都下水道サービスセンターのホームページから予約ができます。