『夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え』水野敬也 (著)を読みました。
きっかけは知人から、ものすごくおもしろいと、かなり熱心に薦められたからです。
読み始めてみたら、笑いのある軽快なストーリーの中に、なるほどと思わせる成功哲学がところどころに仕組まれていて、ついつい引き込まれてしまいました。
いつもぼくは何らかの目的を持って、その答えを探しながら本を読むのですか、今回は何の目的も持たず、ただおもしろさで読み終えてしまいました。
本書を読み終えて得た気づきをまとめます。
小さな勇気『夢をかなえるゾウ3』
ガネーシャは「成功するために一番大事なことは小さな勇気やねん」と主人公にアドバイスしました。
成功者は生きるか死ぬかの大きな決断をしてきたのだと、多くの人は勘違いをしています。
そうではなくて、不安で避けてしまいたい日常の小さな行動の積み重ねが、大きな成功を生んでいるとガネーシャは語りました。
そこに必要なのが小さな勇気です。
行動こそが大事であり、行動に必要なのが勇気なのです。
大きな勇気は不要で、小さな勇気でいいというのは、ぼくたちを安心させる言葉です。
空いた時間をすべて使う
ガネーシャは主人公に、何をするにも中途半端だからマスターできないと指摘しました。
空いた時間をすべて使うくらい、徹底的にやりつくすことが必要です。
ガネーシャは「むしろその極端さが必要やねん」と付け加えました。
ぼくはいつも、今までやってきたこととバランスを取りながら、新たなことに取り組みます。
「空いた時間をすべて使う」とは、今やっていることをすべてやめて、新たなことに取り組むという姿勢です。
それはリスクを取って勝負するやり方です。
ぼくは今までそのようなやり方をしたことがないですが、一度チャレンジしてみようかという気になりました。
優れた人から直接教えてもらう
主人公は稲荷像を露店で売ることになりました。
そのとき、露店商の中でも売れている店と売れていない店があることに気づき、思い切って売れている露店の人に秘訣を聞きました。
そしてその人の売れる秘密を教えてもらうことができ、その通りにやって、まさか売れると思ってもみなかった稲荷像を売ったのです。
自分ができもしないと思っていることでも、それをうまくこなしている人がいるなら、その人に直接聞けばいいのです。
必要なことは、先入観を取り払うことと、小さな勇気です。
うまくできている人がいることを知っているのに、それを聞こうとしないのは、できない言い訳を持っておきたいという理由もあります。
できるやり方を知ってしまうと、それをやらないわけにはいかなくなるからです。
ぼくはうまくいく方法を知っているにもかかわらず、苦手だからという理由でやっていないことがたくさんあります。
小さな勇気を重ねていこうと思います。
まとめ
まったく神様らしくないガネーシャの教えは、おもしろおかしくぼくの心を揺さぶりました。
一番心に残る教えは、小さな勇気です。
とても楽しい本です。