星屑の町 完結編 再演を観た【レビュー】歌あり笑いありの楽しい舞台

星屑の町

▲星屑の町パンフレットより

2019年3月2日、亀有リリオホールにて、『星屑の町 完結編』の再演を観ました。

2016年2月の下北沢 本多劇場での最終公演を観たのが最後かと思っていたのですが、演劇の舞台である北海道からの強い要望があって再演となったそうです。

東京では今回の亀有の公演だけで、そのあとはずっと北海道の各地6ヶ所を回り、最後は能登で終了するという予定となっています。

ストーリーは前回と同じものでしたが、2年前だったのですっかりと忘れていて、最後のどんでん返しも初めて観たかのように感じられて新鮮でした。

出演している俳優のでんでんさんと卓球でのつながりがあって、チームのみんなと一緒に観に行きました。

歌あり、笑いあり、感動ありの楽しい舞台でした。

星屑の町 完結編 再演 歌あり漫才ありの飽きない展開

ボーカルをつとめる戸田恵子さんの歌がうまく、声の通りがすごくて圧倒されました。そして年齢を感じさせない美しい立ち振舞いにも見とれてしまいました。

ところどころで太平サブローさん、戸田恵子さんの歌があり、サブローさんとラサール石井さんの、こてこての上方漫才も飛び出し、まったく飽きずに惹きつけられていく展開でした。

ハローナイツの悲哀を描くストーリーの結末は

舞台は北海道函館。長らく閉店していたキャバレー海峡が、ある大物スポンサーの支援で復活することとなり、ハローナイツのショーが行われることとなりました。

それぞれの地元に散っていたメンバーが久々に会って旧好を温めたのもつかの間、ステージ開演までの短い間に様々な人間模様が噴出します。

舞台終盤には大物スポンサーとハローナイツとの驚きの関係が暴露されます。

それでも、最後には全員が舞台に立って懐かしの曲を歌い上げる場面はほろっとさせられます。

まとめ

まさに歌あり、笑いあり、涙ありの楽しい舞台です。

戸田恵子さんの歌、サブローさんとラサール石井さんの漫才など、名人芸を堪能できるだけでなく、ほろりとくるストーリーは最後まで観る人を飽きさせません。

完結編とはなっていますが、またの再演を心待ちにしたいと思います。