インフルエンザにかかったらどうすればいいかをまとめてみた

インフルエンザが毎年流行ります。

誰もがかかりうる感染症なので、他人事ではありませんし、知人同士の会話では、いろんな意見が飛び交います。

このさい、個人的に気になっていることを、ぼくが信頼しているサイトの情報からまとめておこうと思いました。

まとめておきたい内容は

  1. インフルエンザの予防法(マスクの必要性は、ワクチンはどれくらい効くの)
  2. インフルエンザにかかったらどうするか

今回は2についてまとめます。

インフルエンザにかかってしまったら

医療機関を受診するべきなのか

インフルエンザの症状が出たとき、おそらく多くの人は、このように考えることでしょう。

「インフルエンザかどうかを検査してもらって、インフルエンザだったら、抗インフルエンザウイルス薬を処方してもらおう。熱が高かったら、解熱剤も処方してもらおう。」

1日も早く楽になって、仕事、学校に復帰したいと思うのは無理もありません。

しかし、あなたが健康な大人ならば受診も、薬も必要ありません。

検査の精度は高くない

インフルエンザの検査は、迅速検査という方法で行われます。

検出感度は60%というデータが論文で示されています。

また、発症してから12時間経っていない場合も見逃す可能性があります。

ウイルスの遺伝子を検査する方法はもっと確実に検査ができますが、検査に数日かかるため、抗インフルエンザウイルス薬の適用期間が過ぎてしまいます。

インフルエンザの流行期に咳と熱があった場合のインフルエンザである確率は79%というデータがあります。

インフルエンザの流行期にインフルエンザに似たような症状が出たら、検査をするまでもなくインフルエンザである確率が高いということです。

そもそも検査する意味がありませんよね。

抗ウイルス薬は有効なのか

抗インフルエンザウイルス薬は、インフルエンザウイルスの増殖の仕組みを邪魔する役割を持っています。

多くの研究の結果から、健康な大人や子どもがオセルタミビル(タミフル®)といった抗インフルエンザ薬を使用しても、症状のある期間が平均で1日前後短縮するのみで、入院率、重症化率は減少しないことがわかっています。

つまり、健康な大人の場合、副作用のリスクをおってまで、抗インフルエンザ薬を使うメリットは大きくないということです。

これは、インフルエンザが多くの人にとって特別な治療を要することなく、自然に改善していく感染症であるためです。

ワクチンの例と同様に、合併症リスクの高い患者では、抗インフルエンザウイルス薬によって、死亡リスクや入院リスク、そして重症化リスクが減少します。

このような患者には、抗インフルエンザウイルス薬が必要です。

健康な大人が抗インフルエンザ薬を使用するべきでない理由はもう一つあります。

抗インフルエンザ薬を使うことで耐性ウイルスの出現を導く可能性があるからです。

耐性ウイルスの流行は、本当に薬が必要な人達に抗インフルエンザ薬が効かなくなることで、特に脅威となります。

日本は世界最大の抗インフルエンザ薬使用国です。

本当に必要な人だけが使用するように、社会全体として使用を減らしていくことを考えなければなりません。

解熱剤について

インフルエンザにかかったとき、特に子供においては、使ってもいい解熱剤はアセトアミノフェンだけになります。

NSAIDs(エヌセイズ;非ステロイド性消炎鎮痛薬)と呼ばれる種類の解熱剤は、インフルエンザ脳症全体のリスクを増やすことが知られています。

特に子供がインフルエンザにかかった時にはNSAIDsを飲まないようにする必要があります。

NSAIDsは一般的に使われている解熱薬です。

病院で処方される薬や、薬局で買える薬の多くがNSAIDsを含んでいるので注意が必要です。

アスピリン、サリチルアミド、エテンザミド、ジクロフェナク、

メフェナム酸、ロキソプロフェンナトリウム、イブプロフェンなどがNSAIDsを含んでいます。

どのくらいの期間仕事や学校を休むべきか

インフルエンザは発症から約7日間はウイルスを排出しています。

周囲にうつさないようにするためにも、ウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。

現在、学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています。

仕事に復帰する場合も、同様に考えるべきでしょう。

インフルエンザにかかったしまった場合のまとめ

インフルエンザ流行期にインフルエンザの症状が出たら79%の確率でインフルエンザです。

健康な大人の場合はわざわざ医療機関を受診する必要はなく、抗インフルエンザウイルス薬も飲む必要はありません。

安静にして回復するのを待ちます。

やむを得ず解熱剤を使う場合は、アセトアミノフェンだけになります。

他人にうつさないためには、発症してから5日間、解熱してから2日間経ってから出社するようにします。

インフルエンザだからといって、特別なことをする必要はないということです。

参考にしたサイト

感染症内科医が伝えたいインフルエンザの治療薬について

インフルエンザ検査は必須?ワクチン、治療はどうなの?

インフルエンザと解熱剤。使ってもいいのはアセトアミノフェンだけ。