インフルエンザの予防法をまとめてみた

インフルエンザについて、個人的に気になっていることを、ぼくが信頼しているサイトの情報からまとめておこうと思いました。

まとめておきたい内容は

  1. インフルエンザの予防法(マスクの必要性は、ワクチンはどれくらい効くの)
  2. インフルエンザにかかったらどうするか

今回は1についてまとめます。

インフルエンザの感染様式

インフルエンザの病原体は細菌ではなく、ウイルスです。

インフルエンザの感染経路は2種類です。

飛沫感染と接触感染です。

飛沫感染は、せき、くしゃみ、会話などで、目に見えない小さな水滴に含まれたウイルスが口や鼻を通して感染します。

接触感染は、ウイルスが付いた物に手で触れ、その後、口や鼻などを手で触ることで感染します。

口や鼻から体内に侵入したインフルエンザウイルスは、粘膜に付着します。

粘膜に付着したインフルエンザウイルスは、細胞内に入り込み、増殖することで感染していきます。

インフルエンザとカゼの違い

カゼの病原体もインフルエンザと同じでウイルスです。

カゼの原因ウイルスの40%は、ライノウイルスです。

ライノウイルスは常在性で、日常生活の範囲に広く存在しています。

ライノウイルスをはじめとするカゼのウイルスは、インフルエンザに比べて感染力が弱いです。

睡眠不足や過労など、免疫力が落ちると感染しやすくなります。

一方、インフルエンザは感染力が強力で、免疫力のある人でもある程度の量のウイルスが入ると感染してしまいます。

カゼの場合は、免疫力が低下しないように普段の生活を気をつけることが一番の予防になります。

しかし、インフルエンザは免疫力を保つだけでは十分ではなく、ウイルスを避ける対策も必要になります。

インフルエンザ予防法

飛沫感染の予防

せきで飛沫が飛ぶのは約1mです。

不特定多数の人と1m以内に接近する機会は、都会においては、人混みや満員電車があります。

このようなときに、マスクを着用することで飛沫感染を防ぐことができます。

マスクは鼻の横、頬の横に隙間ができないように、立体型、鼻の形に合うようなもの使い、密着させて着用することがポイントです。

マスクと皮膚の間に隙間があれば、せっかくマスクを着用していても飛沫感染が起こってしまいます。

接触感染の予防

手洗いがとにかく有効と言われています。

ドアノブや電車のつり革など、多くの人が使うものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があるからです。

外出先から帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗いましょう。

せきやくしゃみで飛んだ飛沫が服についても、数時間で感染力を失うとされています。

外出から帰宅したらすぐに着替えることも予防に役立ちます。

ワクチンの接種

意外なことに、インフルエンザワクチンは感染防御力はありません。

つまり、ワクチン接種を受けても、インフルエンザにかかる場合があるということです。

これについては誤解をしている人も多いでしょう。

インフルエンザワクチンの効果は、感染した場合に重症化を防ぐことなのです。

ワクチン接種を受けた場合でも、予防するためには、手洗い、マスクが最重要ということです。

では、インフルエンザワクチンは受ける意味はないように思えますね。

しかし、インフルエンザ感染で重症化が危惧される疾患を持っている患者や、65歳以上の高齢者にはワクチンは有効です。

若い人でも、受験生などは重症化したら影響が大きいので、接種する意味があります。

インフルエンザ予防法のまとめ

インフルエンザウイルスは感染力が強いため、感染の機会を減らすことが重要です。

感染の機会は飛沫感染と接触感染です。

特に、人混みに出かけるとき、満員電車に乗るときは、マスクで飛沫感染を防ぐことが有効です。

接触感染を防ぐためには、手洗いをしっかりすることが有効です。

インフルエンザワクチンは、感染防御効果はありませんが、重症化を防ぐ効果があるので、必要に応じて接種を検討すべきです。

参考にした記事

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