藤井英雄さんの著書『1日10秒マインドフルネス』を読みました。
マインドフルネス瞑想にずっと興味を持ち続けていました。
とくに、最近『ハーバード医学教授が教える 健康の正解』を読んで、瞑想が不安をなくし、集中力と記憶力を増し、学業や仕事のパフォーマンスを上げることができると学びました。(レビュー)
しかし、本書や他の書籍で推奨している20分という瞑想時間は、ぼくには長すぎて、手をつけられていませんでした。
まずは手始めに取り組もうと考えた3分間の深呼吸でさえ、習慣化することができていません。
また本書は、ぼくが参考にしている樺沢紫苑さんのYouTubeチャンネル『樺ちゃんねる』でも紹介されていて、ますます興味を持ちました。
本書で学んだ、マインドフルネス瞑想について学んだ3つのことをまとめます。
マインドフルネスとは
マインドフルネスとはどういうものかということについて、ぼくの中であいまいでした。
本書はこれをわかりやすく簡潔な言葉で説明しています。
マインドフルネスとは、
「今ここ」の現実にリアルタイムかつ、客観的に気づいていること
です。
「今ここ」の「今」とはこの瞬間です。
「今ここ」の「ここ」とは現実世界です。
ぼくたちは、常に過去に執着したり、未来に不安になったりします。
過去や、未来は現実世界には存在せず、バーチャルな仮想現実です。
過去は実際に起こった事実ですが、記録や記憶があるだけで、現実世界には存在はしていません。
また、人はあるがままの現実を、あるがままに感じることはできません。
過去の経験を通して、現実を修飾して感じるのです。
現実を客観的に気づくということは、価値判断をせず、ありのままに捉えることです。
過去、未来、まわりへの不満、自己嫌悪に支配されることが、マインドフルネスの逆で、マインドレスネスな状態です。
著者はこの状態を自動操縦モードと呼びます。
マインドフルネスは一瞬でできる
著者は、今ここに客観的に気づくことは、今すぐにできる、どんな状況にあってもできる、と解説します。
しかし、その状態は長く続かないのが問題です。
すぐに、自動操縦モードに戻ってしまうのです。
マインドフルネス瞑想がエクササイズと呼ばれるのは、このエクササイズを続けることで、マインドフルネスの状態になる頻度と持続力を養うことができるからです。
10秒マインドフルネスとは
10秒マインドフルネスとは、一瞬でマインドフルネスの状態になり、その状態を10秒間続くようにするエクササイズです。
マインドフルネスの状態は通常3秒程度しか持たないので、10秒続くようになるだけで、マインドフルネスの効果を享受することができます。
まとめ
本書では、10秒マインドフルネスのエクササイズを12種類紹介しています。
これをさっそく今日から開始しました。
10秒なので、あっという間にできます。
まずはこれを1ヶ月続けてみて、それから11秒以降の瞑想にチャレンジしていこうと思います。