卓球メンタル強化メソッド 【レビュー】試合に臨む大事なメンタルがわかった

平野 早矢香 (著) 『卓球メンタル強化メソッド』 を読みました。

平野早矢香さんの『卓球の鬼と呼ばれて』は、球を打ち合っていない、プレー以外の時間帯をどう制するかについて注目した、画期的な本でした。(レビュー)

そんな平野早矢香さんが、卓球のメンタルについて書籍を出されたので、興味深く読みました。

取り入れたいと思った3点をまとめます。

思い通りにいかなくて当たり前

卓球は相手のいる競技であり、結果は相対的なものです。

平野早矢香さんは、以前は80の力を出すだけで勝った相手に、110の力でも勝てないときがあると、例をあげています。

陸上競技や水泳などの個人競技であっても、その日の調子、環境によって、記録は上下します。

卓球は相手と自分、ダブルスになると味方も含めて4人の調子、相対的なバランスが結果を左右します。

つまり、自分ひとりではどうしようもない要素がたくさんあって、結果をコントロールできないのです。

ぼくは、試合でうまくいかないことがあると、「なぜ、うまくいかないのだろう?」となぜなぜ尽くしになってしまいます。

平野早矢香さんは、そんな心理状態に対して、「思い通りにいかなくて当たり前」と考えようと述べています。

この考え方は練習試合のときから持つようにしていきたいと思いました。

過去の1球に執着しない

平野早矢香さんは、「反省や分析はしても、過去の1球に執着しすぎてはいけない」と強調します。

試合の最後の1球が終わる瞬間までは、意識を途切らすことなく次のプレーに意識を向けることが大切なのです。

ぼくは、単純なミスや、サーブミスなどをしたときには、なぜこんなミスをするのか、とか、あのときあのミスがなければ、という、後悔の気持ちを引きずってしまいます。

そういうときは、次のプレーをどうしようかという気持ちになっていないため、どんどんプレーやリズムが単調になり、ずるずるとミスを繰り返してしまう悪循環に入ります。

平野早矢香さんは、日頃の練習から、1球のミスの分析をできるだけ早く行って、何を改善し、次にどうすればいいのかを自分の頭の中で整理することを訓練すべきと述べています。

卓球はとても流れの早いスポーツなので、それをいかに高速で行うかが大切です。

後悔している時間はないのです。

すべての責任は自分にある

平野早矢香さんは、試合に負けたことに対して、用具のせいにしたり、ネットやエッジなどのアンラッキーのせいなどといったりするような言い訳は好まないと述べています。

それは「すべての責任は自分にある」と考えているからなのです。

すべての状況を受け入れ、その時の自分にできる最高の工夫をして勝ちにつなげるという気持ちが必要と強調します。

平野早矢香さんは、中国のナショナルチームの選手選考の例をあげて説明しています。

中国ナショナルチームでは、一番調子が悪い時の試合を見て、その選手の実力を測るそうです。

この考え方は、原田隆史さんの『成功の教科書』で解説されている、「 目標のコンフォートゾーン」と同じ考えです。(レビュー)

人のパフォーマンスは最高と最低の間の幅があり、予測と準備力を使って、常に上限付近のパフォーマンスを出す選手が成功のプロだという考えです。

最悪の状況を想定して、それでも自分の力が出せるような練習をしておくことが大事だと思いました。

まとめ

試合に臨むときは、ついつい自分の最高の状態、理想の状態を基準として結果を考えてしまいます。

思い通りにいかなくて当たり前、すべての責任は自分にあるという、2つの考え方は、最悪の状況を想定して、なおかつそれを受け入れるという姿勢です。

理想の状態を追い求めるのではなく、その日の自分ができることを確実に実行していくということを意識していこうと思いました。