成功の教科書 【レビュー】目標のゾーンが大事だとわかった

原田隆史(著) 『成功の教科書 熱血! 原田塾のすべて』を読みました。

これは2005年に出版された本です。

ぼくは2017年に原田メソッド認定パートナーを取得しました。

最近の原田先生の著書は読んでいましたが、この本は今年になって初めて読みました。

読んでみるとまったく古いと感じることはありませんでした。

原田メソッドの原点と思える内容が、生徒指導の実際と合わせて詳しく解説されていおり、今すぐ取り入れたい内容ばかりです。

原田メソッドは日々進化していて、内容も少しずつ変わっていますが、この本には、原田メソッドの原点である「成功の技術」が特に詳しく解説されています。

とくにスポーツ選手用の長期目的・目標設定用紙に入っている、「 目標のゾーン」についての内容が非常に勉強になりましたので紹介します。

目標のゾーンとは

原田メソッドの目標設定では、「最高の目標」、「最低の目標」、「中間の目標」の順に設定し、最後に「今回の目標」を設定します。

原田メソッドでは、最高の目標と最低の目標の幅を目標のゾーン、またはコンフォートゾーンと呼びます。

ぼくたちが目標を立てるとき、このゾーンから外れる結果にはならないのです。

だから、目標のゾーンを設定することで、目標のブレがなくなります。

目標設定があいまいだと、ちょっとした外部環境や気持ちの変化で、目標を下方修正したり、上方修正したりしてしまいます。

最初に自分の目標ゾーンを設定していると、今回の目標が自分のゾーンのどの位置にあるのかを把握しているので、よっぽどの理由がない限りは、修正をしようという気になりません。

目標設定の注意点

目標は数値化されなければなりません。

目標のゾーンにおいて、単位を揃えることが重要です。

単位には、通貨、順位、%、距離、速度などいろいろな指標があります。

例えば、優勝、ベスト4、 ベスト8という表現では単位が揃っているとは言えません。

1位、3位、5位というようにすれば単位は揃います。

目標を明確に数値化することで、具体的な期日行動とルーティン行動が決まりやすくなります。

プラス20%理論

目標設定が初心者の場合は、現状の実力の20%を上回ることはできないと、原田先生は実際の指導経験をもとに分析しています。

目標設定初心者であるだけでなく、目標設定に慣れている人でも、初めて取り組む分野については同じことが言えると思います。

目標設定をこれから取り組む場合や、新しい分野に取り組む場合は、まずは10%増し程度から始めて、自分の実力を確かめながら、目標設定、目標達成のサイクルをこまめに回していくことが大切です。

今後やっていこうと思うこと

ぼくはブログの記事更新と、趣味で取り組んでいる卓球の2つで目標設定を行っています。

卓球では、どのように目標設定すべきか悩んでいました。

例えば試合の目標を立てるとき、1位、3位、5位などと単位の揃った目標を立てることはできますが、普段参加している試合では、当日になるまでどの選手と対戦するかわからないため、不確定要素が多いのです。

自分の苦手なタイプの選手とトーナメントの早い回で当たって負けてしまうことも充分にありえるので、実力と順位が必ずしも比例するとは限らないのです。

今回本書を読んで、最終的な目標は試合での勝利ですが、その前に実力を高めるという目標にブレイクダウンすべきと考えました。

ではどのように単位を揃えるかです。

卓球で実力を数値化する手段はありません。

練習試合をよくやる相手に対して、 「A選手に〇〇%のセット勝率にする」という目標が適切ではないかと考えました。

この書式で4人の練習相手に対して、最高、最低、中間、今回の4種類の目標が立てられそうです。

不確定要素の多い試合での順位を目標にするよりは、よっぽどルーティン行動と期日行動が明確になると思います。