みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門【レビュー】古賀 史健 著

『嫌われる勇気』の著者として有名な、古賀 史健さんの『みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門 』を読みました。

ブログの文章を書くのにどうしても時間がかかりすぎてしまうので、適切なテンプレートを持ちたいと考えたからです。

本書で、序論、本論、結論のテンプレート、起承転結の「転」を入れ替えたテンプレートを知ることができました。

特に起承転結の「転」を入れ替えたテンプレートが印象に残りましたので、それについてまとめます。

日常文では起承転結は使うべきではない

文章には論理が必要です。

しかし、正しいだけでは、味気なくおもしろみにかけます。

文章をおもしろくする組み立てとして、起承転結があります。

しかし、多くの文章本では、日常文では起承転結は使うべきではないと解説しています。

それは起承転結の「転」によって、文章の流れが寸断されてしまうからです。

起承転結の「転」を起転承結に入れ替える

古賀史健さんは、文章の流れを寸断させずに、読者を引き込ませる意外な方法を紹介しました。

起承転結の「転」の部分を一つ前に持ってきて、「起転承結」にするのです。

そうすることで文章の流れを寸断することなく、読者を引きつける文章になります。

起から転への流れ

起転承結では、「起」に、自説とは真逆の一般的常識を持ってくるようにします。

それにより、自説の主張が「転」になります。

こうすることで、文章の前半部分で、読者により大きなインパクトを与えることができるのです。

まとめ

文章とは、いつでも読者から読み終えられるという危険をはらんでいます。

いくら論理が通った文章であっても、読者を引き込ませるものでなければ、最後まで読んでもらうことはできないのです。

論理がしっかりしている文章を書くことは、大前提です。

その上で、今回学んだ起転承結をテンプレートとして取り入れていこうと思いました。

ちなみに、本記事はこの流れを意識して書いてみました。