フリースタイル プレシジョンネオ ケトン体測定可能 糖質制限生活に有用な自己血糖測定器

糖質制限を実施していると、この食べ物は血糖値をどれくらい上げるのだろうかというのが気になってきます。

そのために血糖測定器を愛用しています。

使用しているのはアボット社の「フリースタイル プレシジョンネオ」です。


この測定器はケトン体も測定できるので、糖質制限の実施状況もモニターできます。

なにを隠そう、ぼくは以前アボット社に勤務していたので、アボット社についても少し紹介します。

アボット社とは

アボット社はアメリカシカゴに本社のある、グローバル医療メーカーです。

個人が使う血糖測定器だけでなく、病院で使用する大型の血液検査機器や試薬を開発、製造、販売しており、「検査」に強いメーカーです。

ぼくが勤務していてつくづく感じていたことは、データへのこだりが強い会社だということです。

血液を使った検査というのは、どうしても異常な反応というのが避けられないのですが、それを極力避ける技術にこだわっています。

例えば、血糖測定では、機種によっては、血液量がマニュアルで定められた量より少ない場合に実際より低い値が出ることありますが、プレシジョンではそういうときはエラーを出して間違った値を出さないようになっています。

また、血液中には血糖測定に影響を与える物質が含まれる場合がありますが、それらの影響もプレシジョンは大幅に取り除いています。

フリースタイル プレシジョンネオの特徴

血糖測定には異常反応があると書きました。

しかし、健康な人が普通に使う場合は異常反応に遭遇することはまれで、今発売されている測定器は、きちんとマニュアル通りに使えば、どの機種も同等に正確な値が出ます。

フリースタイル プレシジョンネオの他の測定器にはない最大の特徴、それは「ケトン体が測定できる」ということです。

プレシジョンシリーズでは、すでに10年異常前からケトン体が測定できるようになっています。

それはインスリンが足りない、1型糖尿病において、ケトン体上昇による、糖尿病性ケトアシドーシスを診断するための用途で加えられた機能です。

しかし最近では、インスリン作用が働いている限りは、ケトン体に危険性はなく、逆にケトン体の有用性が数多く発表されるようになっています。

糖質制限をするとケトン体はどれくらいの値になるのか

日本糖質制限医療推進協会のホームページにはこのように記載されています。

糖質制限(特にスーパー糖質制限)をしばらく続けていると、身体が本来のエネルギーシステムである脂肪酸とケトン体をメインに使うようになり、血中ケトン体が飛躍的に上昇します。


糖質制限の第一人者である江部康二医師は、メルマガで以下のように述べています。

スーパー糖質制限食を2002年から続けている私の血中総ケトン体値は、300~1200μM/Lくらいです。糖質を摂取している人の基準値は26~122μM/Lです。スーパー糖質制限食を厳格に実践すれば、ケトン体値は2000くらいになります。

血中ケトン体の有用性

現在ケトン体が治療として認められているのは、難治性小児てんかんです。

ケトン食(摂取エネルギーの75~80%が脂質)を摂取します。

ケトン食を摂取すると、血中ケトン体値は3,000~5,000μmol/Lになります。

動物実践レベルでは、ケトン体はがん細胞の増殖を抑えることがわかっています。

そしてケトン体をがん治療に活かしている医師も出てきています。

プレシジョンネオでケトン体を測ってみた

▲血糖測定と違うのは、電極(センサー)をケトン体用に変えるだけです。

ケトン体測定の電極(センサー)を薬局で購入できるかどうかは不明です。

ぼくは海外個人輸入業者から購入しています。

海外輸入の場合は、使用の責任は自己責任が前提になります。

形状が同じなので、たまに血糖を測るときに間違って使用してしまうことがあるくらい似ています。

▲電極(センサー)を測定器に差し込むと、KETという表示が出ます。

▲血液を先に付けて10秒で値がでます。

0.3 mmol/L = 300μmol/L

糖質を摂取している人の基準値を上回っていて、江部康二医師の値の下限値です。

1月と5月に測ったときは、両方とも0.2 mmol/Lだったので、少し上昇しています。

糖質制限の効果が目に見えて励みになります。

まとめ

アボット社のフリースタイル プレシジョンネオを使用して、血糖測定とケトン体測定を実施しています。

食後血糖値の上がり方を確認するのに、自己血糖測定器は役立ちます。

またケトン体測定で、どれくらい糖質制限が実施できているかを把握することができて便利です。