『歯はみがいてはいけない』 森 昭 (著) を読みました。
タイトルを見て思わず手にとってしまいました。
本当に歯はみがかなくていいのか!と思い中身を確認してみました。
やはりというか、歯はみがくことは必要ですが、間違ったみがき方をあらためましょうという本でした。
食後に歯みがき剤を使って、歯をみがくことは、唾液の働きを打ち消してしまい、プラーク(歯垢)コントロールには役に立たないのです。
端的にいうと、食後の歯みがきはやめて、デンタルフロスに変えましょうという内容です。
歯みがきに関する意外な事実がわかって、すぐに今日から実践できる内容でした。
歯みがきに関する間違った習慣は以下です。
- 食後すぐみがくこと
- 歯磨き剤をたっぷり付けてみがくこと
- 1ヶ月以上使用した歯ブラシでみがくこと
その上で新たな習慣として勧めているのが
- デンタルフロスを使うこと
- 音波歯ブラシを使うこと
- 歯科医院には予防のために定期的に通う
ぼくは、2010年に岩手県盛岡市に赴任中に、虫歯の痛みで訪れた歯科医院がたまたま予防歯科に力を入れているところだったのが幸いしました。
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そごで徹底的な治療を受けて以降、デンタルフロスの習慣を身につけました。
それ以来定期的に歯科衛生士さんのメンテナンスを受けていて、虫歯にはならないし、健康な歯ぐきを保つことができています。
現在は安藤歯科医院から紹介を受けた若林歯科医院に、3〜6ヶ月おきにメンテナンスに通っています。
本書で知った意外な事実と、これから行いたいことをまとめます。
『歯はみがいてはいけない』起きてすぐの飲水は危ない
歯周病菌は、歯を失う原因となるだけでなく、心疾患などの引き金になると言われております。
また自覚症状を伴わないため、「サイレントキラー」と呼ばれています。
口の中の細菌は、寝ている間に増殖します。
起きた直後に、水を飲むと、それらの細菌が水と一緒に消化器に流れます。
通常は胃酸が殺菌しますが、胃の状態が活発でなくなると、腸に届いてしまう可能性があります。
腸に大量の細菌が届くことは、腸内細菌叢のバランスを崩す可能性があります。
ぼくは今まで、朝起きてすぐ水を飲んでいました。
本書を読んで以降は、フロスとブラッシングのあとに、水を飲むようにしました。
1ヶ月で歯ブラシは細菌の温床になる
1ヶ月以上同じ歯ブラシを使えは、ほとんど細菌でみがいているも同然と著者は述べています。
また歯ブラシに細菌が繁殖しないようにするためには、細菌は乾燥に弱いため、歯ブラシは水気をしっかり取ることが重要です。
携帯用ケースも、きれいに清掃する必要があります。
ぼくは、歯ブラシは歯科医院で定期検診をする間隔(3〜6ヶ月)ごとに替えていましたが、これからは1ヶ月毎に交換するようにしようと思います。
音波歯ブラシを使う
音波歯ブラシとは、電動歯ブラシの1種で、フィリップスのソニケアシリーズが代表的な商品です。
ぼくは、歯の着色を防ぐために、通常の歯ブラシの補助として、1週間に1度ほど使用していました。
著者のみがき方を見習って、早速ぼくもブラッシングは音波歯ブラシに変更しました。
ぼくはこちらの音波歯ブラシを使用しています。
最初は振動に対して、かなり違和感がありますが、ずっと使っていると慣れてきます。
何よりも、手みがきより楽です。
著者のプラークコントロール
著者の行っている方法をさっそく実践しています。
デンタルフロスを持ち歩くようになりました。
- 起床後 デンタルフロス+音波歯ブラシ
- 朝食後 デンタルフロス+舌回し
- 朝食後 デンタルフロス+舌回し
- 寝る前 デンタルフロス+音波歯ブラシ
- 3〜4ヶ月に1回、歯科衛生士によるプロフェッショナルな口腔ケアを受ける
『歯はみがいてはいけない』 まとめ
せっかく、まじめに歯をみがいているのに、歯周病になってしまうというのはとてももったいないことです。
デンタルフロスの習慣をもっと普及させることが必要です。
ぼくはたまたま行った歯科医院で教わったので助かりましたが、そのような歯科医院にかからなくても、ごく一般的にデンタルフロスの使い方を教えてもらえる環境にしていく必要があると思います。