自分を操る超集中力 メンタリストDaiGo (著)を読みました。
1日に20冊の本を読み、それをニコニコ動画の有料チャンネルや、企業へのコンサルタントで存分にアウトプットし、幅広い活躍をしているDaigoさん。
そんなDaigoさんの膨大な仕事量を実現させているのが、「超集中力」です。
僕はこの本で、Daigoさんが提唱しているポモドーロテクニックの真の使い方を学びました。それは、自分が考えていた内容と違う、目からウロコの方法でした。
この本から学んだポモドーロテクニックの使い方と、取り入れたいTo Doをまとめます。
自分を操る超集中力 ポモドーロテクニックの真の使い方とは
ポモドーロテクニックを使うための2つコツのは以下です。
- 休憩の前後でやることを変えない。
- 休憩の間は、意思決定や判断が必要なことをしない。
1について、これは僕にとっては意外なことでした。
タスクを途中で中断して休憩を取るのは、集中の妨げになると考えていたからです。
タスクは25分で完了させなければならないと考えていたのが、ポモドーロテクニックを身につけることができなかった理由です。
人間の脳は、やりかけのタスクがあると、それをやっていない時にも無意識でそのことについて考えているとDaigoさんは解説します。
これは心理学の用語で「注意力の残渣」と呼ばれます。
その無意識の力を利用するのです。
休憩の後、新たなアイディアが出たり、作業が早くなったりするのです。
2の休憩時間の使い方について、僕は間違ったやり方をしていました。休憩の時間に、スマホを見たり、PCで他のサイトを見たりしていたのです。
スマホや、他のサイトを見ることは、その記事を読むべきか、読まないべきか、買うべきか、買わないべきか、などの判断力を知らず知らずのうちに使ってしまいます。有限といわれる意志の力(ウィルパワー)が消費されてしまうのです。
Daigoさんは5分間の休憩で瞑想を行っているそうです。散歩もいいと勧めています。僕も瞑想を取り入れようと思います。5分は長いので、まずは1分から始めています。
また、休憩時間に他の作業をすることで、「注意力の残渣」が、本来のタスクに割り当てられる脳のワーキングもリーを奪ってしまいます。
マルチタスクをしてはいけないと言われているのは、このことが理由です。
ポモドーロテクニックを使いこなしていくには、この25分の基本単位を何回転させれば、どんな作業ができるかということを経験値として増やしていくことが大事だとDaigoさんは述べています。
取り入れたいTo Do
- 背もたれにもたれずに座る、できるだけ立って仕事をする
脳には全身の血流の15%が集まっています。悪い姿勢によって脳に流れる血液が少なくなり、集中力が低下します。
- 1〜2時間にコップ1杯の水を飲む
0.5Lの水を飲んだグループと、そうでないグループで集中力の必要な作業をやらせる実験で、水を飲んだグループの方が、14%反応が速くなると言う実験結果を紹介しています。
- 朝、目覚ましの音ではなく、光で起きる
音で起きるのは、敵から逃れるために備わった本能です。
逃げるために必要な機能だけが起きるので、起きた後ボーッとしてしまうのです。時間と照度をスマホからコントロールできる、Hueというスマート照明を紹介しているので、取り入れてみます。
- 本番前に不安を書き出す
大学生の被験者20名に対して2セットの数学試験を行いました。2セット目は試験の結果がもたらす賞罰を説明し、被験者にプレッシャーを与えました。何もしなかったグループは2セット目の方が12%結果が低下しました。試験前に不安を書き出したグループは1セット目より5%結果が良くなりました。これは、卓球の試合前に試してみます。
自分を操る超集中力 まとめ
本書を読んで、ブログ執筆にポモドーロテクニックを使用しています。執筆の途中でも、中断することに罪悪感がなくなり、すぐに休憩に入ることができるようになりました。この記事は、本からの素材の抜き出しに1回転、素材の並べ替えに1回転、書くのに2回転と少しで書くことができました。
やはり、書評は2時間かかってしまっています。
まだまだ集中力を上げる余地が残っているので、取り入れることはどんどん取り入れていきます。