そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか 山口揚平  (著) 【ブックレビュー】

本書は僕が会社を辞める勇気を与えてくれた本です。

一番背中を押してくれた文章は、

独立してやっばり食えなかったという人に、僕は会ったことはありません

という箇所です。

会社を辞める前に読んだ本ですが、山口揚平氏のお金に関する本『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか? 』を読んで、もう一度この本を読みたくなり、手に取りました。

「好き」で「食う」は実現できる

堀江貴文氏は、常々「好きなこと」にハマることの重要性を説いています。

僕もその言葉に共鳴し、「好きなこと」をして生きていきたいと思い、会社を辞めました。

本書は、それをどうやって実現するかを具体的に示しています。

「好き」で「食う」ために、山口氏はたった3つの要素を挙げています。

それは、バリュー、クレジット、そしてシステムです。

パリューとクレジットは「お金」のもととなる概念です。詳しくは先ほど紹介した『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか? 』をご参照ください。

「好き」なことは、「お金」になろうが、なるまいが誰しもがやってしまうことです。それを「お金」に換えることができれば、「好き」で「食う」ことができます。

山口氏は、「お金」を生み出すシステムとして10個のプロフィットモデルを提示しています。顧客、商品、課金の仕方、支払方法、資源の5つについて、工夫をするのです。それぞれの工夫は、僕らが顧客として普通に体験しているものばかりで目新しいものではありません。しかし、その工夫を2つ以上組み合わせることで、有利に稼ぐことができます。

稼げるかどうかは、ついつい「バリュー」のある、なしを気にしてしまいますが、「好き」で「食う」ためには、システムを考えることが重要なのです。

僕も、今好きでやっていることについて、5つの要素ごとに工夫をしたらどうなるか、一度考えてみます。

起業までのステップ

山口氏は起業までのステップを3段階にわけて表現しています。

  1. 潜伏 2〜5年、心が疼く状態、とにかく何かを始めてみる
  2. 独立 1〜3年、副業収入が100万円を超える、自由だが孤独
  3. 起業 プロフィットモデルが確立、ヒト・モノ・カネに追われる

僕の今の状況はようやく、昨年の後半に独立の期間に入ったところです。

会社を辞めたあとの1年半くらいは、いろいろなことを新しく始めて、試行錯誤の連続という意味では、潜伏期間でした。

独立期間はあと1年は続くのではないかと思っています。焦りはなく、むしろ自由と孤独を楽しんでいます。25年も会社員として生活してきたので、考え方の習慣を変えるにも、それなりの時間を要することを実感しています。

会社を辞める前は、すぐに起業しなければと焦っていましたが、そう簡単ではないことを学びました。

山口氏が、3段階の長い期間が必要と解説してくれているお陰で、僕は今の状況に安心することができました。

まとめ

本書は「好き」で「食う」を目指す人に、勇気を与えてくれる本です。

そのための具体的アイデアと心構えが、ふんだんに盛り込まれています。

僕のように会社を辞める前、そして辞めた後、まだ起業まで至っていない段階で、何度も読むべき本です。

山口氏は、「やるべきことは貢献できること」という前提をあげています。

僕も、「好き」で、かつ「貢献できる」ことで「食う」を目指していきます。