GMOインターナショナル代表の熊谷正寿さんの『一冊の手帳で夢はかなう』を読みました。
以前熊谷正寿さんと堀江貴文さんの対談をリアルで観る機会がありました。
大きい会社の経営者ですが、すごくへりくだった物腰と、年齢を感じさせない若々しい外見に驚きました。
また質疑応答では、相手の名前を呼んで答えるという礼儀正しさに感心しました。
熊谷さんが、会社を経営するに至ったこと、外見を若々しく保っていること、すべては手帳に鍵があると聞き、すぐにこの本を買ったのですが、一読するだけで、手帳の活用は実践しませんでした。
その時は、手帳に書かずに、同じことをスマホでやってみようと思ったからです。
結局スマホで熊谷さんが提唱する手帳の使い方を実践するのは続きませんでした。
現在、手書きでの目的目標管理を推し進める原田メソッドを学んでおり、今ならこの内容がもっと活用できるのではと思い、再度読み直しました。
この本から学びたいこと
- 手帳に書いて持ち歩くことの効果
- 手で書く言葉の効果は
- 夢手帳とは
- 目標設定の方法とは
- 実現する夢の法則とは
一冊の手帳で夢は必ずかなう なりたい自分になるシンプルな方法 熊谷 正寿 著【ブックレビュー】
手帳に書いて持ち歩くことの効果
手帳のメリットはいつでもどこでも見開けるところです。
また、スマホとは違うところは、パラパラめくって目的の場所にすぐたどり着けるところです。
またページ全体を一瞬で把握できます。
またこれはスマホでもできるようになってきていますが、すぐに赤ペンで書き込むことができます。
熊谷さんは手帳を、朝起きたときから始まって、食事の時、トイレ、寝る前まで、常に手元に置いて読み返しています。
熊谷さんのように、肌身離さず持って、常に読み返していれば、夢は強く潜在意識にインプットされるのでしょう。
手で書く言葉の効果は
熊谷さんはこと夢に関する言葉は手書きにこだわっています。
手書きで書くことで、その言葉に愛着がわくと、熊谷さんは述べています。
IT会社を経営者していて便利なアプリに触れる機会が多い立場にありながら、手書きにこだわるということは、それだけのメリットがあると信用できます。
原田メソッドでも、手書きは前頭前野を刺激するという理由から、目的目標設定用紙の記入は手書きを薦めています。
手帳のサイズは
熊谷さんは、手帳にこだわって何種類もの手帳を使用してきた結果、バイブルサイズのバインダー式の手帳に落ち着いたそうです。
こだわり抜いた結果として、現在では「クマガイスタイルオリジナル手帳」として市販されるようになっています。
クマガイスタイルSHOP 【夢手帳】手帳・システム手帳の公式販売サイト
夢手帳とは
熊谷さんは手帳を3種類に分類しています。
その一番目が夢手帳です。
夢手帳には夢・人生ピラミッド、未来年表が含まれます。
夢・人生ピラミッドの作り方
- 分不相とは考えずに、まずはやりたいことをすべて書き出す
- 夢・人生ピラミッドの各セクションに振り分ける
やりたいことリストは、やる気を満ちあふれされ、気持ちを落ち着ける効果があると、熊谷さんは述べています。
精神科医樺沢紫苑さんは、達成可能な目標設定をすることでドパミンが分泌され、幸せ感が生まれると解説しています。
脳を最適化すれば能力は2倍になる 樺沢紫苑 著 【ブックレビュー】 | むくどりのブログ
夢・人生ピラミッドをつくるのは、全人を目指すためと熊谷さんは述べています。
未来年表の作り方
ピラミッドを元に各セクションごとに、1年1マスで経過を記入します。
未来のスパンは15〜20年で、記入する内容はおおざっぱで構いません。
やってみると意外に楽しいと熊谷さんは述べています。
手帳のフォーマットは熊谷さんのブログからダウンロードできます。
「夢手帳熊谷式」手帳リフィール無料ダウンロード – クマガイスタイルSHOP 【夢手帳】手帳・システム手帳の公式販売サイト
目標設定の方法とは
熊谷さんの目標設定の考え方は以下です。
- 夢や目標を列挙し、ゴール地点(達成日時)に配置する。
- 現状と夢との距離を見定める
- 進まなければならない距離を、達成日時までの年月で振り分ける
熊谷さんは、2が一番難しいと強調します。
人は自分を過大評価してしまうからです。
目標への正確な距離を測るには、夢とはあまりにもかけ離れた現状の自分を受け止める必要があります。
そして、期日通りに達成できるかどうかは二の次でよいと述べています。
目標は書いて記録し、繰り返し読み返すことに意義があるからです。
また、未来年表がないと短期の目標が場当たり的なものになってしまうので、未来年表が先に必要であると強調しています。
実現する夢の法則とは
夢が実現するには法則があります。
それは以下のステップを踏むことです。
- 紙に書く
- 強く信じる
- モチベーションを維持し続ける
- コツコツ努力を重ねる
夢手帳は1〜3の拠り所になります。
そして夢はより具体的に記載することが大切です。
熊谷さんは写真や絵などビジュアルを活用し、あたかも手で触れられるようなかたちにすることを薦めています。
一冊の手帳で夢は必ずかなう まとめ
オリジナルの手帳を活用して、夢を実現する方法を、詳しくていねいに解説してくれている本です。
原田メソッドの目標目的設定と非常に近い考え方が散りばめられています。
また未来年表という考え方は、立花岳志さんが著書で述べていた方法です。
まずは、未来年表作成から取り組んでいきたいと思います。