120の腕前なのに80台で回る 頭だけで100を切るゴルフ 勝間和代 著 【レビュー】

勝間和代さんのゴルフ本、『120の腕前なのに80台で回る 頭だけで100を切るゴルフ』を読みました。

勝間さんと言えば、最近の著書である、ロジカル家事に代表されるように、どんなことでもPDCAサイクルを回しながら合理的に目標を達成するという思考法がとても明快です。

本書では、ゴルフの経験の浅い勝間さんが、どのように思考すれば最短時間でスコアアップができるかがわかりやすく書いています。

また、主に、佐久間肇氏、中井学氏の教えを勝間流に解釈して解説しています。

僕は中井学氏の理論に共鳴しているのもあって、本書に書かれてることはとても勉強になりました。

本書で学びたいこと

  • 意識するのは打ち出し角度・速度・回転数だけ
  • 意識してフックやスライスをかける練習をする
  • ミス、気づきをその場でメモする

120の腕前なのに80台で回る 頭だけで100を切るゴルフ 勝間和代 著 【ブックレビュー】

意識するのは打ち出し角度・速度・回転数だけ

自分がやるべきことは落としたい場所に対してこの三要素を設定することだけ、と勝間さんは述べています。

勝間さんはこれに気づいてからダボペースとお別れすることができたのです。

人によって体の特徴や筋肉など全部違うのだから、1つのフォームということはありえなない、

人それぞれにあったフォームで三要素を決めていけばいいと強調しています。

意識してフックやスライスをかける練習をする

先ほどの3要素の中に回転があります。

僕は今まで練習場ではとにかくスクエアなボールを打とうと練習をしてきました。

回転を意識するということは、意識的にフックやスライスを打つということです。

それをすることで、飛距離は落ちても方向性が外れることは少なくなると勝間さんは述べています。

そしてこの考え方はパッティングに応用できます。

ミス、気づきをその場でメモする

勝間さんは、ゴルフもビジネスと同じで適切なPDCAサイクルを回せば必ず結果が出ると述べています。

具体的なPDCAの回し方は以下です。

  1. どのように失敗したかをメモして
  2. コーチに改善方法を聞いて
  3. 練習場でやり直して
  4. 再度ラウンジでチャレンジ

勝間さんはラウンド中にiPadにメモをしているそうです。

そしてスコアにこだわるようになってから、どのボールがいくつで上がったか、そしてそのホールはどのようなホールだったかを覚えられるようになったと述べています。

僕は回ったホールがどのようなホールだったかはまったく覚えていません。

いかに戦略がないまま、ただただナイスショットを打つことしか考えていないかを思い知りました。

勝間さんが書いているように、2パットで上がれる位置にアプローチをするところから逆算して、フェアウェイ、セカンドの落としどころを考えるというクセを付けていきたいと思います。

120の腕前なのに80台で回る 頭だけで100を切るゴルフ まとめ

打ち出し角度、速度、回転の3要素はゴルフというスポーツを考える上でとても本質的な考え方です。

この3要素を考えたからといってうまくなるわけではありませんが、すべてのショットに対してこの3要素を分析して、PDCAを効率的に回すことで上達すると考えます。

特に回転は今まで意識していない要素でした。

ゴルフの3要素と、常に次にどう打つかの戦略を考えながらプレイすることを意識して次からのラウンドに取り組んでみたいと思います。