尾林弘太郎 著 『ロジカルゴルフ』を読みました。
この本のまえがきに、ベン・ホーガンの「ゴルフは80%の思考技術と20%の身体技術で成り立っている」という言葉が紹介されていました。
思考技術が80パーセントという箇所に興味をそそられました。
僕は身体技術、すなわちスイングのことばかり気にしていて、思考技術は全くと言っていいほど意識をしていませんでした。
その上、身体技術が伴っていないのに思考技術ばかり考えても意味がないと思っていました。
しかし著者は最初に思考技術をレベルアップさせさせることで、スコアアップしながら身体技術を向上させることができると述べています。
僕は順番を逆にとらえていたようです。
これを機会にゴルフの思考技術をマスターしたいと思って本書を手に取りました。
この本から知りたいこと
- スイング部品の自己管理とは
- ロジカルアプローチとロジカルバンカーショットとは
- ロジカルパットとは
- ロジカルラウンドとは
ロジカルゴルフ 3ヶ月で100が切れる! 短期上達レッスン 尾林弘太郎 著
スイング部品の自己管理とは
スイミング部品の管理とはスイングマネジメントです。
いつでもその人なりの同じスイングができるように管理するということです。
ゴルフのミスは7種類あります。
トップ、ダフり、スライス、フック、プッシュ、プル、そしてシャンクです。
スイング部品の管理とは、7種類のミスを防止するために、人間を機械に見立てて、身体の部分の動きを一つずつ管理するというイメージです。
ロジカルアプローチとロジカルバンカーショットとは
アプローチショットは同じ打ち方で打つことを基本とします。
そして5種類のクラブを使い分けることで距離を合わせます。
5種類のクラブとは、9I、PW、AW、SW、パターです。
グリーンまわりのアプローチは実際に自分の足で距離を測って、どこに落とすか、どれぐらい転がすかをイメージしてから打ちます。
そして結果を分析し次に活かすことが大切です。
いいショットが打てなくても、結果は必ず分析することが大切だと著者は強調します。
そうすることで、次のマネジメントに生かされるのです。
最高のバンカーショットとは、パンカーに入れないショットのこと、と著者は述べています。
それくらい、バンカーから2打で上がることは難しいということを理解しなければなりません。
ロジカルパットとは
著者は、パットの狙いの定め方について、「縦が先、横があと」と表現しています。
これは距離感の狙いを先に定めて、後で横のどちらに切れるかのラインを読むということです。
具体的にはまず、ボールとカップを結んだ線を底辺とした二等辺三角形の頂点に立ち、傾斜を確認します。
そして傾斜に基づいたねらい目をカップの前後に設定します。
その後カップの後ろに回って、ラインを見ます。
そしてカップの左右に狙いを定めます。
横方向に定めた狙いとボールを結んだ線を伸ばすか、縮めて、縦方向に定めた狙いと交わるところが、最終的に狙う仮想のカップになります。
ロジカルラウンドとは
ミスをしたら戦略をすぐに変更することが大切です。
ミスしても最初の戦略を変えない場合は、ミスがミスを生む状況になってしまいます。
著者はすべてのショットでナイスショットをする必要はなく、60点のショットをつなげていくことが大切だと述べています。
ラウンドするときは常にスコア図を片手に考えながらプレイすることが重要です。
ロジカルゴルフ まとめ
ロジカルゴルフとは、常に思考を働かせながらプレイするゴルフです。
僕の場合、理想のショットを求めて一喜一憂するゴルフを繰り返してきました。
常に次に打つショットをイメージして、結果を分析し、次に生かしていくことで、ラウンドしながら技術を向上させていくことができるとわかりました。
ロジカルゴルフは本書以外に、シリーズで出版されていることがわかりましたので、他のシリーズも読んで全容を理解したいと思います。