神・時間術 脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 樺沢 紫苑 著 【レビュー】

精神科医 樺沢紫苑さんの『神・時間術』を読みました。

僕は、著者の樺沢紫苑さんの、ビジネス心理学というメールマガジンを購読し、樺チャンネルというYoutubeの動画も観ていて、多くの情報をこの2つのメディアから得ています。
ビジネス心理学 精神科医が教える1億稼ぐ心理戦術

(4) 樺沢紫苑 – YouTube

日々多くの人が感じる悩みを脳科学の見地から短時間で明快に解決してくれるのでとても役に立っています。

僕には仕事での達成目標があり、達成日から逆算した期日行動をスケジュール化し、それを日々の行動に落とし込み、前日にそれを日誌に書いて行動管理をやっています。

しかし日々の行動は前日に計画した通りにはなかなかうまくいきません。

難しいけど、最優先でやらなければならないということが後回しになっていくのです。

時間と集中力のマネジメント力を高めることが大事だと痛感していたところに、メルマガや動画から貴重な情報を得ている樺沢紫苑さんの時間術の本が発売されたので早速手に取り興味深く読みました。

本書を読んで、脳科学的見地から重要な解決策を得ることができました。

僕が取り入れたいと思った考え方、習慣を以下にまとめます。

神・時間術 脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 樺沢 紫苑 著 【ブックレビュー】

朝のゴールデンタイムを効果的に使う

樺沢さんは、仕事には集中力が必要な集中仕事と、そうではない非集中仕事があり、集中仕事は集中力が高まる時間帯に行うべきと強調しています。

集中力が高まるゴールデンタイムは朝起きてから2、3時間です。

樺沢さんは、朝起きてすぐは、脳が疲れておらず、脳内が整理された状態にあり、脳のパフォーマンスが1日の中で最も高い時間帯と解説しています。
僕もサラリーマン時代から朝に仕事がはかどることは実感していて、仕事が残ったときは、残業をする代わりに翌朝早く出勤して始業前に済ませるということをやっていました。

しかし独立してからは、始業時間が決められていない自由さから、朝起きる時間が毎日まちまちになってしまって朝の時間帯が有効に使えていないと感じていました。

また、朝起きてすぐメールチェックをすることで、気になったメールの関連分野のネットサーフィンをしてしまって、だらだらと時間を過ごしてしまい、予定していた仕事が後回しになってしまうということがたびたびあります。

樺沢さんは朝の30分のメールチェックは2時間の時間損失と述べています。
メールチェックはそれほど集中力が要求される仕事ではありません。
今までつくづくもったいないことをしてきたものです。

そして朝の始動を高める方法が朝のシャワーです。

僕もサラリーマン時代は当たり前のように朝のシャワーは行っていましたが、独立後はまったくやらなくなっていました。
熱めのシャワーを5分を浴びることで身体が副交感神経優位から交感神経優位へ切り替わり、朝の3時間の集中力が高まると樺沢さんは強調しています。

家で仕事をするフリーランスほど、仕事の始動を確実なものにするための朝のシャワーは大切だと改めてわかりました。

第二のゴールデンタイムは運動後

1時間程度の有酸素運動後には、朝に匹敵する集中力が得られると樺沢さんは述べています。

僕も今現在フィットネスクラブでの運動を習慣化していますが、夜に通っているためその後は食事の時間となって、仕事はしていませんでした。

これももったいないことです。

これからは夕方に運動をして、その後集中仕事を2時間程度行うというスケジュールに変えていきます。

睡眠の取り方

睡眠不足の翌日は、仕事の能率が低下するどころか、やる気も起きてこないことがよくあります。

そのため僕は睡眠時間を充分に取ることを何よりも優先しています。

しかし睡眠時間は充分でも、目覚めがいまいちだと感じることもよくあります。

本書で学んだ睡眠の質を高めるために取り入れたいと思った習慣はカーテンを開けて寝ることです。

カーテンを開けて寝ることで、起床時に朝日を浴びることができ、セロトニンが活性化するのです。

目覚ましを用いず、朝日で目覚めるという自然な目覚めを習慣化したいと強く思いました。

15、45、90の法則

樺沢さんは15分を1単位として45分、また90分でスケジュールをこなすことを推奨しています。

15分は人間の集中力が持続する最大時間、90分はレム睡眠などの身体のリズムに合致しています。

僕は25分やって5分休む、のポモドーロサイクルを採用していますが、ほとんどうまくいっていません。

今後は15分単位で仕事を割り振り、45分に一度休息する方法を主に、90分一気にやり抜くという方法も組み合わせた、タイムマネジメントをやっていこうと思います。

締め切りは集中力を高める

人間は追い込まれたときに、ノルアドレナリンが出て最高のパフォーマンスを発揮できるように設計されています。

この生理作用を利用しない手はありません。

意識的に締め切りがある状態に持っていくことで、高い集中力で仕事を終えることができます。

今回のブログの書評も、樺沢さんのメルマガで発売時の感想に特典があるというのを見て、ぜひ応募しようと決めました。

この書評を4月13日中に終わらせるといいことがあるという、締め切りとインセンティブが同時にあったため、高い集中力で書くことができました。

また樺沢さんは制限時間を見える化する方法としてストップウォッチを利用する方法を薦めています。

これはぜひ取り入れてみたいと思います。

まとめ

樺沢紫苑さんの新刊『神・時間術』は、脳科学に基づいた、時間と集中力を最大限に活用する理論がわかりやすく学べる本です。

理論だけでなく、具体的な方法がいくつも紹介されているので、すぐに実生活に応用ができます。

今回の記事で書いた意外にも取り入れようと思った習慣がいくつもあり、明日から早速実行して仕事の成果をブログで報告していきたいと思います。

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