自己評価メソッド【レビュー】 自分とうまくつきあうための心理学 クリストフ・アンドレ 著

『自己評価メソッド 自分とうまくつきあうための心理学』 クリストフ・アンドレ 著 を読んだ。

この本を手に取ったのは、勝間さんのメルマガで自己肯定感が上がるから正直・誠実でいられると学んだからだ。

また、ブログによる情報発信を行うのに自分のブランディングを行って、それを発信する必要がある。

しかし、特に身近な人に対して発信することを躊躇する自分がいる。

それは自己主張をすると対人関係がこわれるのではないかとの恐れがあるからだ。

それについて回答を得たいと思った。

自己評価メソッド 自分とうまくつきあうための心理学 クリストフ・アンドレ 著 【ブックレビュー】

なぜ恥ずかしいと思うか

恥ずかしいという気持ちは他人に見られている状況の中で発生する。

しかし、恥ずかしいという気持ち自体は自分の気持ちである。

実際に他人がどう思っているかは関係なく、自分が他人からこう思われているはずだと勝手に想像している。

自己評価ができると自己評価がよくなる

僕は自己主張はしないタイプだ。

他人の意見をまず聞いて、同調できる部分について自分もそう思う、というような言い方でしか自己主張をしない。

他人が自分と違う意見を主張したときは、同調はしないが自分の意見をぶつけることはしない。

根底には、自分の考えは特殊で人に理解はされない、という思い込みがある。

また、自分の意見をゴリ押しする人に対して不快感が強いから、自分はそう思われたくないという気持ちが強い。

著者は、自己主張をすれば自己評価がよくなると述べる。

実際に自己主張してみると、相手から嫌われるというのは思い込みにすぎない、のがわかるのだ。

嫌われるどころか,すばらしい意見だと評価されることもあり、その結果自己評価がよくなる。

自己主張と対人関係は両立する

自分も相手の欲求を認め、その上で自分の欲求も伝える。

相手の欲求を認めることさえできていれば、伝え方が攻撃的でない限り対人関係は維持されると著者は述べる。

僕は自分の意見を飲み込んで相手に合わせることが多い。

それは自分だけでなく、相手も大切にしない態度であるとわかった。

「こうすべき、こうあるべきだ」、という言い方ではなく、「自分はこう思う」、という言い方であれば、相手の欲求も認め、自分の欲求も認めていることが伝わると思う。

まとめ

この本を読んで、恥ずかしいという意識は自意識の問題であるということを改めて考えることができた。

自分が恥ずかしいと思うことを思い切ってやってみることで、その行為が自分の評価を下げるものではないということを実感できるよう、行動をしていきたいと思う。

自己主張は自分だけでなく、相手を大切にすることであるということと大きな気づきだった。

相手の欲求を受け入れると同時に、自分の欲求もきちんと伝えることを意識していきたい。

自分の考えの発信についても、自意識が邪魔をしていることを常に意識しながら、いいと思うことはどんどん発信していくようにしていきたい。