2020年12月になって、Evernoteの過去のデータをすべてOneNoteに移行し、Evernoteのプレミアムプランを解約しました。
理由は、今年バージョン10へアップグレードしてから、動作が重くなったことと、メモの管理をテキストファイルで行おうと思ったからです。
Evernoteに保管していたもの
- 紙の書類、レシート、名刺(ScanSnap cloud経由)
- Webクリップ
- メールの自動転送
- 日記
- 気づきメモ
- たすくまのログ
- iPhone、Apple Watchからの気づきメモ(FastEver経由)
- 後から利用したいアイデアはScrapboxに転記
- Twitterでのツイート、お気に入り、リツイート (Twieve経由)
過去データはOneNoteに移行
OneNoteにはEvernoteのデータをインポートする専用ツールがあります。
Evernoteのデータのエクスポートは、ノートブックごとに行います。
私が使用していたノートブックで一番多いノート数は12,000ほどです。
エクスポートするとノートブック名.enexというファイルがダウンロードされ、10GB程度の大きさで、10分くらいの所要時間でした。
上記のOneNoteのインポートツールを使ってインポートしました。
インポートには数時間かかりました。
インポートは下図のように100ページ(Evernoteでノートのこと)ごとのセクションに分かれて取り込まれます。
ScanSnap cloudはOneDriveに保存
ScanSnap cloudのデータ保存先はOneDriveに変更しました。
他のクラウドサービスではなくOneDriveを使う理由は、私はMicrosoftのOffice365をサブスクリプションしていて、1TBのクラウドストレージが使えるからです。
OneDriveはEvernoteと同様に、PDFの中身の文字も検索対象となります。
テキストファイルはVS Codeに移行
日記、気づきメモ、後から利用したいアイデアは、以前はEvernoteに書いたあと、Scrapboxに転記していました。
それをすべてマークダウンファイルに落として、VS Codeで管理するようにしました。
やり方はこちらのサイトを参考にしました。
Scrapboxはリンクが含まれるノートを自動で抽出してくれてとても便利です。
しかし、VS Codeのgrep検索の方が役に立つと感じました。
検索ワードを含むすべての行が一瞬で表示されるので、以前書いたメモや日記の内容を即座に利用することができます。
検索ワードがハイライトされているので、すぐに見つけて利用することができます。
これがとてつもなく便利です。
Webクリップも保存できる
Evernoteと同様にブラウザのWebクリップができます。
私はChromeを使って行っています。
外出先での気づきメモ
OneNoteもApple Watchに対応しています。
アプリを立ち上げてからワンタップで音声入力モードになり、音声入力メモができます。
コンプリケーションには対応していないので、DOCKに表示させて使用しています。
iPhoneからメモをする場合はウィジェットを使用しています。
Evernoteに残したもの
- たすくまのログ
たすくまのログはEvernoteにしか送れないのでこれは仕方ありません。
Evernoteはベーシックプランでは端末は2機種までしか導入できないので、PCからは削除して、iPhoneとiPadに残しました。
たすくま専用なので、iPhoneで問題なく検索できます。
まとめ
日記やメモをテキストファイルで保存することで、grep検索を使って過去のメモを効率的に活用できるようになりました。
Evernoteはあらゆる情報の保管庫として使用していましたが、Office365を使用していることから、OneNoteとOneDriveへ切り替えました。
Evernoteプレミアムのサブスクリプション金額を減らして、今まで以上の情報の活用ができる環境が構築できて満足です。