原田メソッドとは「正しい目標達成の方法」を体系化した、自立型人間教育メソッドです。
「成功は技術である」と表現しています。
大阪市の公立中学校の教師であった原田隆史氏が、陸上競技で生徒を日本一にさせ、自立型人間に育てた経験が元になっています。
心理学、教育学、すぐれた実績をあげた経営者、アスリートの考え方が取り入れられています。
私は2017年に原田メソッド認定パートナーを取得し、2020年2月現在まで30回セミナーを開催し、80人以上に原田メソッドを伝えています。
その経験から、原田メソッドを学ぶ方法についてまとめてみます。
原田メソッドはツールがあることが特徴
多くの自己啓発セミナーでは、教えを学んだ後の運用は個人に任されていて、やがて日常生活に流されて元に戻ってしまいがちです。
しかし、原田メソッドでは、学びをアウトプットする書き込み式のツールがあります。
ツールの決められた枠に文字を埋めていくことで、セルフコーチングを行うことができます。
書くことによって、自分の思いを外側に出すことができ、 自分の言葉で自分との対話を行います。
ツールを何枚も書いていくと、経験が積み重なって、能力と自信を高めて、成果を出すことができる仕組みになっています。
原田メソッドのツールとは
それぞれのツールはA3またはA4用紙 1枚にまとまっていることで管理がしやすくなっています。
- 原田式長期目的・目標設定用紙
- ルーティンチェック表
- 日誌
上記が3大ツールと言われているものです。
まずは、1 原田式長期目的目標設定用紙を書き上げた後、2 ルーティンチェック表と、3 日誌を、毎日手書きで書き込んでいくのです。
大谷翔平選手で有名になった「オープンウィンドウ64(マンダラ)」は、1 長期目的目標設定用紙 の行動計画を洗い出すために、セットで使用する、補助的なツールになります。
原田メソッドを学ぶステップは
原田メソッドを身につけるためには、その根底に流れる思想と、ツールの書き方の両方を学ぶ必要があります。
原田メソッドを学ぶためには、以下の3つのステップが必要になります。
- 原田メソッドの成り立ちと基本概念を学ぶ
- ツールの意味と書き方を学ぶ
- ツールを継続する
この3つのステップをどの様に進めていくか、これから解説します。
ステップ1-1 まずは書籍を読む
原田隆史氏の著書はたくさん出ています。
これから原田メソッドを学ぼうとする人におすすめの書籍を紹介します。
○『最高の教師がマンガで教える目標達成のルール』原田 隆史(著),北田 瀧他(著)
「成功のメソッド」をマンガで伝授。
○『成功の教科書 熱血!原田塾のすべて』原田隆史 (著)
「成功は技術である」を細かく解説した書籍です。
○『カリスマ教師の心づくり塾』原田 隆史 (著)
原田隆史氏の教育の原点が綴られています。
○『一流の達成力』原田隆史 (著), 柴山健太郎 (著)
原田メソッドの全体とオープンウィンドウ64が詳しく解説されています。
ステップ1-2 認定パートナーのセミナーに参加する
原田メソッドは認定制度をしいており、認定パートナーの資格を取った人だけが指導できることになっています。
セミナーの内容と価格は、原田教育研究所が決めているので、どの認定パートナーから受講しても同じです。
セミナーを定期的に複数回開催している講師から受講するのがおすすめです。
まずは3,000円以下の価格で開催されているセミナーを受講してみてください。
この価格で開催されているセミナーは、2時間程度で、原田メソッドの基本概念と、4観点の目的・目標設定のワークを行う内容です。
認定パートナーのセミナーは原田教育研究所のページに掲載されています。
ステップ2 ツールの使い方のセミナーに参加する
原田メソッドのツールには以下の4種類があります。
- 原田式長期目的・目標設定用紙
- ルーティンチェック表
- 日誌
- オープンウインドウ64
これらツールのそれぞれの書き方を学ぶセミナーがあります。
時間は3時間、価格は19,000円です。
要望レベルで行われており、公開されているセミナーはほとんどありません。
単一のツールのセミナーは、オープンウィンドウについては需要があって開催されている場合がありますが、それ以外のものはほとんど開催されていません。
4つのツールの書き方をまとめて1日で学ぶ1dayセミナーがあります。
それぞれのツールの関連性を学ぶことができるので、ツールの書き方を学ぶなら、1dayセミナーを受講するのがおすすめです。
所要時間は7〜8時間、価格は38,000円です。
ステップ1から3を一気に学ぶ「認定パートナー養成講座」
原田メソッドのすべての内容と指導の仕方を、原田隆史先生から直接学ぶことができます。
2週間おきに計4日間の研修を受講した後に、各ツールを提出、模擬授業の検定を受けて認定パートナーの資格を取得します。
認定パートナーを取得したからといって、他人に教えなければならないということはありません。
ぼくも最初はそうでしたが、自分自身で原田メソッドを使用するために受講する人が多いです。
認定パートナー養成講座では、ツールの添削の方法、コーチングの方法も学ぶので、他者へ伝えることもできるようになります。
時間と、お金が必要となりますが、これが最も短期間で、効率よく学ぶ方法だと、私は確信しています。
認定パートナーになると、同期の受講生とのコミュニティに参加することができ、受講後も原田教育研究所が主催する様々なイベントやセミナーに参加することができます。
認定パートナーが自主的に集まって行う勉強会も各地で開催されています。
原田メソッドは、継続することが大事ですが、認定パートナーになることで、継続するコミュニティに自分を置くことができます。
認定パートナー養成講座は、原田教育研究所主催で年2回、TSUTAYAビジネスカレッジ主催で年1回開催されています。
TSUTAYAビジネスカレッジでは、認定パートナー取得後に、グループワークや、個別コーチングがついたカリキュラムを提供しています。
ちなみに私は、2017年にTSUTAYAビジネスカレッジの講座と個別コーチングを受講しました。
2020年2月、5月開講
2020年3月開講 TSUTAYAビジネスカレッジ
まとめ
2020年の原田メソッドの学び方をまとめました。
書籍、セミナー(体験セミナー、1dayセミナー)、認定パートナー養成講座と大きく3つの学び方があります。
ご自身のそれぞれのタイミングて最適な方法で、原田メソッドに触れてみてください。