原田隆史著『目標達成のルール』を読みました。
5つの「心づくり」を通して主人公が目標達成をしていくストーリーです。
マンガと文章が半々でとても読みやすい本です。
「心づくり」の具体的な方法をわかりやすく学ぶことができました。
目標達成のルール 原田メソッドとは
原田メソッドとは原田隆史先生が教員時代に培った、成功のための哲学とツールの両方を備えた実践的メソッドです。
単に成果、パフォーマンスを上げることを目指すメソッドではなく、自立型人間教育が土台となっています。
教育の現場だけでなく、家庭、企業、スポーツの多くの分野で採用され、海外20カ国にも普及しています。
原田メソッドの未来の描き方とは
原田メソッドでは、未来を描いてから現在やるべきことを決めるという、未来思考の考え方をとっています。
原田メソッドの最もユニークな点は、未来の描き方にあります。
それは自分、他者、有形、無形にわけて4観点で描くというものです。
無形とは、感情です。
他者の感情を動かす目標に気づくことで、自分有形の目標がよりいっそう強化されます。
通常の目標とは、自分、有形のものだけにとどまることがほとんどです。
4観点の目標に気づくことによって、目的をしっかりと見すえた目標を設定することができ、モチベーションを保つことができます。
心づくりとは
原田メソッドには、心理学、教育学、メンタルトレーニングの要素が取り入れられています。
目に見えにくい、メンタル、マインドをどう育てていくかについて「心づくり」という言葉でまとめています。
「心づくり」には5つあります。
使う、きれいにする、強くする、整理する、広くする、の5つです。
それぞれPlan、Check、Do、See、Shareと英訳することができ、PDCAサイクルと同様にそれぞれの要素を順番に使っていくことでメンタルをマネジメントしながら、目標達成をすることができます。
まとめ
ぼくが原田メソッドを学んで2年が経ちました。
日々そのツールを書き続ける過程で、さまざまな気づきを得てきました。
本書を読んで、そのツールの中にある原点を再確認することができました。
原田メソッドを知らない人に向けて、その原点をわかりやすく伝えることができる本です。