それまでは、勇気には、「がんばる」と同じように、精神的パワーのいるものというイメージがありました。
勇気という言葉について肯定的にとられるようになったのは、『嫌われる勇気』を読んでからです。
今では、勇気は、ぼくたちがコンフォートゾーンから出るために必要な、ちょっとした燃料であると考えるようになりました。
そして成功に必要なのは、小さな勇気です。
行動力には勇気が必要
成功するためには、行動力が必要です。
行動力とは、動いていないことを動かす力のことだとぼくは考えます。
止まっているものを動かすためには、大きな力が要ります。
そして一度動き出すと、慣性が働いて大きな力がなくても動き続けます。
だから、動き出すときに最も力が必要になります。
その動き出す力に必要な燃料が勇気です。
新しいことをするのは怖い
ぼくたちは、とにかく現状維持をしたがります。
いくら現状が、他人から見てひどい状況であったとしても、本人にとっては現状にとどまる方が、変わることに比べれば楽で心地よいのです。
その心地よい範囲がコンフォートゾーンです。
ぼくたちはコンフォートゾーンを出ることに、恐怖をいだきます。
恐怖のいだき方は人それぞれ強弱があります。
ぼくは自分自身では恐怖のいだき方が強いと思っています。
だからコンフォートゾーンをなるべく出ないように物事を進めようとするタイプです。
コンフォートゾーンを出ることはになぜぼくたちは恐怖をいだくのでしょうか。
それは、自分にとって未知のこと、経験したことがないことだからです。
人間が、進化する過程で身につけた本能なのかもしれません。
少しずつコンフォートゾーンを出る
成功するやり方はすでに知っていても、それをやろうとしないのは、コンフォートゾーンを出ることに対する恐れがあるからです。
コンフォートゾーンを出ない理由として、人から嫌われる、失敗するという理由をつけたがります。
実際には、嫌われる、失敗するとは、本人の思い込みではあることが多いです。
大きくコンフォートゾーンを突破しようとすると、かなり大きな勇気がいります。
しかし小さくコンフォートゾーンを出るのは、小さな勇気があれば可能です。
まとめ
新しい行動するためには、勇気がいります。
それはコンフォートゾーンを出る必要があるからです。
小さな勇気で、ほんの少しコンフォートゾーンを出ることを繰り返すことが、最終的に自分のやりたいことを成し遂げる方法です。