『 すべての教育は「洗脳」である』堀江貴文著 【レビュー】これからはG人材になるべき

堀江貴文 (著)『すべての教育は「洗脳」である~21世紀の脱・学校論~』 を読みました。

これまで堀江貴文さんの著書を何冊も、何度も読んで、好きなことをやって生きていこうと、頭ではわかっているつもりになっていました。しかしなかなか実行できているとはいえません。

実行の勇気が足りないのが一番なのですが、無意識に自分の中で様々な抵抗を感じてしまっているということも少なからずあります。

その抵抗感が、学校教育にあるのではないかと本書を読んで納得する部分がありました。

学校は国づくりのために機能してきた『 すべての教育は「洗脳」である』

戦前の学校教育は軍人を育てることが使命でしたが、戦後は会社に就職して勤勉に労働し、家庭をつくっていくいう国民像を植え付けました。

日本の教育は、ものづくりの社会ではうまく機能しすばらしい経済発展をとげました。

しかしインターネット以後の世界ではむしろ弊害が大きくなってきているようです。

堀江貴文さんは、もはや国民国家はファンタジーであると述べています。

インターネットによって国境はどんどん意味をなさなくなってきています。

堀江貴文さんに言わせると、学校だけでなく会社も洗脳機関です。すでに1つの会社で人生をまっとうできない世の中になっているのに、本音では会社を辞めたくても、辞められない人がまだまだたくさんいます。

G人材とL人材

これからの時代は国民国家という概念にとらわれずグローバルな視点で生きていくG人材と、国民国家の一員としてローカルな地域にとどまっていくL人材の2極にわかれていくと、堀江貴文さんは予言しています。

G人材が富裕層で、L人材は貧困層ではないかと受け止めてしまいがちですが、それは違います。富が少なくともG人材として生きている人はたくさんいます。

堀江貴文さんは、G人材は所有をしないと説明しています。

G人材はインターネットを活用して、あらゆるモノをシェアして利用します。

インターネットによって世界中の人が最新の情報をシェアできるようになりました。

これからは国民国家という垣根を取り払って、G人材として生きていく環境がどんどん整っていきます。

没頭する

教育の洗脳から脱して生きていくためには、どうすればいいのでしょうか。

堀江貴文さんは、とにかく没頭することだと述べています。

過去の教育では、自分のしたいことや遊びは我慢して、やるべきことを着実にやることが評価されてきました。

そうではなく、後先を考えず没頭できることに没頭することが大切だと堀江貴文さんは繰り返し断言します。

そして誰の決めたルールではなく、自分で決めたルールに従って行うことでより没頭できるようになります。

そしてそこから得られた快をシェアすることが新たな仕事になっていくのです。

まとめ

堀江貴文さんは、他の書籍でも「ハマる」ことを強くすすめています。

ハマるためには、とにかく行動することです。行動しなければ、それにハマれるかどうかわからないからです。

行動するためには勇気が必要です。

インターネット以前に受けた教育に洗脳されている部分があると気づくことで、さらに勇気を得ることができると思います。