『勝間式食事ハック』【レビュー】食事ハックは究極のライフハックだ

勝間和代さんの著書『勝間式食事ハック』を読みました。

ライフハックとは人生、生活の効率を高めて生産性を上げていくことです。

ライフハックでは手帳、ノート、IT機器、アプリなどのツールを用いて効率を高めることが多いです。

しかし、最も効果が高く、それほどお金も労力もかからないライフハックは、ぼくは「睡眠」と「食事」だと思っています。

「睡眠」に関しては、ここ2、3年の間に、かなり多くの書籍が出回るようになり、「睡眠」の質が健康だけでなく、生産性に大きく影響することが広く知られるようになりました。

一方で「食事」に関しては、健康という観点からは、昔から多くの食事方法が紹介されてきていますが、生産性、効率性という観点から「食事」を扱った書籍は存在しなかったように思います。

本書に書いてあることを実践することで、最小限の労力と時間で、「睡眠」と同様に、日中の生産性、集中力を高めることができます。

本書を読んで、「食事」をハックするためにやろうと思ったことを3つまとめます。

1 素材の味を楽しむ 『勝間式食事ハック』

本書で紹介されている定番料理は、いずれもPBWF(Plant Base Whole Food)に基づいています。

植物を主体にして、加工された食品を食べないということです。

加工された食品は、本来の栄養素が失われて味が落ちるため、塩や油を加える必要が出てきます。

加工食品がやっかいなところは、調味しているから、いくらでも食べられることです。

加工していないように感じますが、白米も加工食品です。

白米は加工によって胚芽を取り除いているので、食後の血糖値を急激に上げて、肥満や生活習慣病の原因となります。

一方でPBWHでは、素材そのものの味をメインに考えるため、味付けは塩0.6%が基本で、それ以上に味付けをする必要がありません。

ぼくらは今まで、味付けが主で素材が従という料理に慣れきっています。

味付けが主になってきた理由は、素材の栄養分が損なわれる調理法だったからです。

勝間さんは、素材そのものがおいしいと感じられるように調理する方法を解説しています。

そのおいしさは、外食や加工食品で得られるおいしさとは次元が異なります。

舌先でぱっと感じられるおいしさはありませんが、噛めば噛むほど味わいがでてきて、滋養が体に染み渡ると感じるようなおいしさなのです。

ぼくはヘルシオで蒸したにんじんを食べて、初めてこの感覚を知りました。

ウォーターオーブンで蒸したにんじんは調味料を何もつける必要がなく、感動的においしいのです。

ヘルシオ ニンジン蒸し

2 ウォーターオーブンを使いこなす 『勝間式食事ハック』

わが家にはウォーターオーブンレンジとして「ヘルシオ」があります。

本書を読んで、あらためてヘルシオのメリットを理解することができて、活用の場面が増えました。

ウォーターオーブンは、水蒸気で加熱するため、空気に触れづらく、酸化を防ぐのでおいしいと、勝間さんは解説しています。

わが家の「ヘルシオ」には、かんたん焼き、かんたん蒸しというメニューがあって、肉、魚、野菜を同時に並べて、ワンプッシュで、素材の栄養分を損なわない調理ができます。

今までは、ワンプッシュメニューでは、おいしくないと感じて、使用をやめていましたが、ワンプッシュのあとで、「しっかり」か「ひかえめ」を選択することで、よりおいしくなることがわかりました。

これはカメラのオート撮影とマニュアル撮影の違いのようなものです。

最初はオートで撮影しますが、カメラに詳しくなると、マニュアル撮影の方が、より美しく撮影することができます。

わが家の「ヘルシオ」は、温度設定はできませんが、加熱時間を自分で設定する、マニュアルモードがあります。

素材ごとに最適な加熱時間を設定すれば、さらにおいしく調理できるはずです。

「ヘルシオ」をもっと使いこなそうと思います。

3 豆を食べる 『勝間式食事ハック』

ぼくは普段の食生活の中で豆腐、油揚げ以外の豆製品をほとんど食べてきませんでした。

勝間さんは、動物性食品に頼らずに、豆でタンパク質を補っていると述べています。

また蒸しただけの豆のおいしさにも触れています。

大豆は、糖質量が少なく、タンパク質が豊富で、常食すべき食品です。

豆腐で食べるより、自宅で蒸し大豆を食べるようにすれば、コスパもかなり上がることでしょう。

まずは、自宅で大豆を戻して、蒸し豆をつくるところから始めようと思います。

最終的には、勝間さんのように自家製納豆を作りたいです。

まとめ

『勝間式食事ハック』を読んで、あらためて食事がライフハックに大きく影響していることを確認することができました。

まずは「ヘルシオ」を使いこなして、よりおいしく調理できるようになり、さらに無水調理をマスターしたいです。

また豆料理を取り入れてみようと思います。

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