『仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版』 マーク・フォースター (著), 青木 高夫 (翻訳)を読みました。
「マニャーナ」とはスペイン語で「明日」の意味です。
この本のメッセージは、その日に発生した新たなタスクは「明日」やりなさい、ということです。
今までぼくは、思いついたらすぐやるのが正しいと思っていました。
しかし、それをすぐやってしまうことで、そのときにやっていたことが行方不明になってしまい、下手をすれば、そこに戻れなくなってしまうことをたびたび経験していました。
この本を読んで、それを今日やらないことが正しいということがわかりました。
僕が取り入れたいと思った方法を3つまとめます。
1 細かく分解する 『マニャーナの法則』
本書を読んだおかげで、ブログの更新頻度が速くなりました。
それはブログを書くという作業を細かく分解したからです。
今までは記事単位でやっていた作業を、記事ごとではなく作業ごとにやるようにしたのです。
例えば、写真のアップロード、写真の配置、リンク貼り、文章のテンプレート貼り、などです。
それぞれの作業を一定時間ずつやまことで、5記事分くらいまとめてやることができます。そして文章も5記事分を一気に書き上げるのです。
今までは1記事ごとにそれぞれの作業をやっていました。
1記事ごとにたくさんの作業を行っていたので、効率がすごく悪かった上に、取りかかる前の抵抗感も大きかったのです。
ブログを書くという作業を分解することによって、ブログに取りかかる抵抗感が少なくなっただけでなく、出来上がりのスピードも速くなりました。
タスクに対する抵抗感というのは、それが難しいと思うから発生します。難しくないくらいまで分解することで、抵抗感がなくなることを実感できました。
2 とにかくする 『マニャーナの法則』
完成を目標にすると、抵抗感がまして先送りしてしまいたくなります。
そういうときは、5分だけと決めて、とりあえずやってみるのです。
ブログ記事の中でも書評記事は少しハードルが高いと感じています。
しかし、5分を毎日続けるようにしていると、だんだんと抵抗感が少なくなって、3日後には完成できました。
タスクを先送りしたくなるのは、完成する見通しが見えないからです。
とりあえずやってみると、少し見通しが開けます。
とにかくやると決めたことは、5分だけやる、いや1分でいいのでやるということを心がけようと思います。
3 「明日」やる 『マニャーナの法則』
当日発生する新たのタスクは、ほとんどの場合「明日」 やっても問題のないことばかりです。
当日発生するタスクに取りかかることは、今やっているタスクをやめる都合のいい言い訳にもなってしまいます。
当日発生するタスクをどのように「明日」処理するかというシステムを構築しておくことが重要です。
ぼくが現在やっている方法は、とにかく新しく入った情報、気づきなどをすべてEvernoteに送信して、翌朝見返すということです。
Evernoteはメールの受信トレイのように時間順に並べて見ることができます。
Evernoteに時間順に並んだ情報を、いつやるか、あるいはやらないかを決める作業を毎朝やるのです。
まとめ
本書により、今日何をやるかを明確に決められるようになりました。
そして今日やると決めたことを、少しでもとにかく前に進めることができるようになりました。
タスク管理の重要なことがらを1冊で学ぶことができる貴重な本です。