『アウトプット大全』 樺沢紫苑 著 【レビュー】アウトプットの百科事典だ!

本書は、2018年8月にKindleで読了し、レビューを書いています。

先日、るってぃ、樺沢紫苑対談イベントに参加して、紙の本を入手しました。

あらためて紙の本で読んでみると、Kindleで読んだときとは違う気づき、感想を得ました。

書くことで脳のフィルターが働く

脳には注意の司令塔があることがわかっています。

それがRAS(Reticular Activating System、脳幹網様体賦活系) と呼ばれる部位です。

RASは脳に入ってくる情報をふるいわけて、何に注意を向けさせるかを判断している、注意の司令塔なのです。

騒がしい中でも自分の名前を呼ばれると気がつくという、カクテルパーティー効果もRASの働きです。

そして書くことが、RASを刺激するのです。

古くから、目標は紙に書くと実現すると言われてきました。

目標を書くことで、RASがその目標を実現するための情報をふるいわけてくれるからだと、本書を読んでわかりました。

樺沢紫苑さんは、自分のお気に入りのペンで、お気に入りのノートに手で書くことをすすめています。

また書いたものは2週間に3回復習することで定着すると樺沢紫苑さんは述べています。

お気に入りのノートに書くことで、何度も見返すようになります。

ぼくが今取り組んでいる原田メソッドは、付箋に書いて、それを動かして分類するという学習法を使っています。

付箋に書いて、それを後で動かすことで、何度も見返すことになり、RASを刺激する効果が高いと思います。

これからも付箋式学習法を継続していきます。

付箋式学習

情報発信をする① 読書感想

樺沢紫苑さんは、読書感想を書くことを強くすすめています。

それは前著『読んだら忘れない記憶術』で樺沢紫苑さんが述べたことです。

読書はコストパフォーマンス最強の投資です。

そして読んだ内容は、2週間に3回アウトプットすることで定着させることができます。

ぼくの場合、以下の流れを行うようにしてから本の内容をかなり自分の知識として蓄えることができるようになりました。

  1. マーカーを入れる、メモをする、
  2. そしてそれを読み返す、
  3. 読書感想を書く

中でも読書感想をブログに書くことが、最高のアウトプットになっています。

本の内容を思い出したいと思ったときに、自分が書いたブログを読むと一瞬でその内容が呼び起こされます。

情報発信をする② 趣味について

樺沢紫苑さんは、自分の趣味を、よりマニアックに表現することでアクセスが集まると解説しています。

読者は書き手の熱量に心を動かされるのです。

情報発信は、人からの評価や批判を恐れずに、自分が感じた気づき、思いを正直に書くことが大事です。

まとめ

昨年Kindleと読んだあと、10ヶ月後に紙の本であらためて読んでみました。

アウトプット大全という書名が示すように、アウトプットに関するあらゆる内容がまとめられていますので、今の自分に必要な内容が得られました。