むだ死にしない技術 堀江 貴文著 【ブックレビュー】

『むだ死にしない技術』 堀江 貴文著 を読んだ。

この本を読んだ目的は以下だ。

堀江氏が最新の医療情報収集から導き出した、健康を維持する方法を知りたい。

堀江氏は多数の著書の中で、働き方、ライフスタイルなどの最適化を発信してきた。

最適化とは、プログラミングの世界でよく用いられる言葉だが、ひとことで言えばむだを省くということだ。

堀江氏は医療の世界には多くのむだが放置されているという。

その最たるものは、専門領域を超えた情報共有がされていないことだと述べている。

その結果、最先端の医療情報や技術が世の中に正しく伝わっていないために健康を損なうことが、この本のタイトルである「むだ死に」だ。

この本から僕が重要だと思った箇所を紹介したい。

むだ死にしない技術 堀江 貴文著 【ブックレビュー】

ピロリ菌除菌の意義

胃がんの原因はピロリ菌である。

ピロリ菌に感染しているかどうかは検査をしないとわからない。

なのに検査をする人は10%しかいない。

胃がん大国日本では年間5万人が胃がんで命を落とす。事前にできうる対策を取らずに死んでいくのは非常にもったいないことだ。

ピロリ菌は乳幼児に感染する。

だから本来は中学生くらいで検査をして、感染していたらその時点で除菌しておくのがもっとも効果が高い。

しかし医療の組織の縦割りの弊害で、その仕組みが構築できていない。

子宮頸がんワクチンとゼロリスク信仰

子宮頸がんの原因であるパピローマウイルスのワクチンで副反応の被害が出たことにより、ワクチン接種の普及の足かせとなっている。

このワクチンによる全体的な利益を考えずに一部のリスクだけに過敏に反応する、ゼロリスク信仰が問題である。

副反応の起こる比率と、ワクチン接種によって減らすことのできるがん死をきちんと比較して冷静な議論をすることが大切だ。

電子たばこ普及でリスクを減らす

たばこは肺がんとCOPDの原因であることがわかっている。

電子たばこでは、その主な原因であるタールの影響が減り、副流煙の被害も抑えられる。

健康の観点から言うと、たばこの全面禁止が理想であるが、ニコチン中毒は離脱が難しく、全面禁止にしても地下組織で流通する可能性が高い。

まず一番現実的な方法として、電子たばこを普及させることが、タールと副流煙の被害をまずは減らすことができる有効な対策である。

年に2回は歯医者に行く

日本人の8割が歯周病にかかっている。

歯周病菌は、血液を通して全身を巡り、心疾患や脳血管疾患、糖尿病につながる可能性が指摘されている。

歯周病の原因となる歯垢や歯石は、セルフクリーニングだげでは除去できないので、定期的に歯医者でクリーニングをしてもらうことが非常に重要だ。

僕も4ヶ月に1回の歯科定期検診を自費診療でやってもらっている。そして毎日のフロスも欠かさないようにしている。

また歯周病の予防には、睡眠時の口呼吸をやめて鼻呼吸にすることも有効であると述べている。

本書では口にテープを貼るという方法が示されている。一度試してみようと思う。

眼科治療でQOLを維持する

老眼も白内障も簡単な手術で治療できるようになった。

人間の得る情報の8割が視覚からと言われている、生涯のうちで裸眼で過ごせる時間を増やすことはQOLの向上とって非常に効果が高い。

老眼や白内障は高齢化で確実に起こるので、事前に対策をしておくことを考えるべきだ。

病気の診断が自分でできる時代に

問診や検査データをシステムに入力すれば自動的に診断が可能になるAI技術が開発されてきている。

そうすれば医師、患者ともに外来診療に割く時間を削減でき、医療費も削減できるし、国民の健康に対する意識も向上する。

まとめ

日本の医療や保険は、病気になってからどうするかに重きを置きすぎだと強く感じる。

病気になる前に、今できる対策は何かを考えて、健康寿命を延ばす方向へ全国民が舵を切るべきだ。

堀江氏は医療業界も最適化すべく様々な啓蒙活動を開始している。

ぜひともこの運動を応援していきたい。

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